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最後の挨拶をしに、診察室へ行く途中、中庭を見た。


翠恋「オカエリ!オカエリ!A!!!ヨク帰ッテキタネ!!」


そこには私の最高の相棒がいた。


『久しぶりだね。元気にしてた?』


翠恋「元気ニ出来ルワケナイジャナイ!!2日トハイエ凄ク心配シタノヨ!!」


そういって軽く私の頬を突いてくる翠恋。よほど寂しかったようだ。


『これから任務があるから、それが終わったら屋敷に帰ろう。そして和菓子もお肉も買って、ゆっくり過ごそう』


翠恋「ソウネ!トコロデ、刀ハ大丈夫ナノ?噂ニヨルト刃コボレシタッテ聞イタワ!!」


『…………』


翠恋「……………」


『……忘れてた。』


翠恋「……任務、デキルノ?」


『任務が終わったら即刻刀鍛冶の里に行かないと。』


翠恋「ソウネ」


結論から言うと、任務で狩った鬼は雑魚鬼だった。だけど刃こぼれしてる刀で十分に戦えず、最後の最後に頬に攻撃を食らってしまった。


意外に傷が深いらしい。ここ最近で怪我しすぎじゃん私。


すぐに止血し、念の為蝶屋敷へ。しのぶさんに満面の笑みで「怪我したらすぐに蝶屋敷に来てくださいね」と音符もつけられそうな声で言われたので行く。


翠恋が鬼に「呪ッテヤル!!!!」と叫んでいたのはここだけの話。


コンコンと扉を叩くと、中からきよちゃん、すみちゃん、なほちゃんが出てきた。


きよ「こんばんは雪柱様!どうしましたか?」


『こんばんは。ちょっと鬼から攻撃を喰らっちゃって。念の為治療していただけないかなーと。』


私は見えなかったので知らないが、結構やばいらしい。3人娘に叫ばれて、嗅ぎつけた胡蝶さんが私を見てすぐに治療します、と言ってくれて中に入った。


『やっぱり刃こぼれが原因ですかね…』


しのぶ「でしょうね。それじゃなかったらAさんが怪我するなんて有り得ません。刀鍛冶の里に行った方がいいんじゃないですか?」


『ありがとうございます。早速明日お館様の許可をいただいて行ってみますね。』


しのぶ「えぇ。お大事に。」


しのぶさんと3人娘に見送られた。


見送られる時、3人娘に死ぬほど謝られたがそんなに気にしてないので気にしないでくれ、と言っておいた。


そして、戦いの中ずっと帰りたかった屋敷に、大好きな相棒と家へ帰った。


耳が人よりちょっと優れている私はちょっとした物音で起きてしまうので蝶屋敷では実際あまり寝れなかった。故に2人しかいない静かな屋敷では本当にぐっすり快眠だった。

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三月の専属ストーカーなつめみく - いきてる!!(今更コメ) (10月13日 18時) (レス) id: ba14ff85c6 (このIDを非表示/違反報告)
あまね(プロフ) - みんないきてる?! (6月18日 13時) (レス) @page27 id: 2b125e9969 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ふぐれ | 作成日時:2023年3月18日 0時

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