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翠恋「嬉シイ事言ッテクレル!ソウネェ…生肉ガイイワ!」
なるほど、生肉。
『分かった。行こうか』
翠恋「エエ!行マショ!」
私達はそういって産屋敷邸から出た。
柱達が話していたとは知らずに。
ーーーーー
産屋敷邸を出て木の上を飛び移る。柱に存在を明かしたとはいえ、隠全員にも姿をさらけ出すのは嫌だ。ということで呼吸を存分に使っている。翠恋も着いてきてくれる。
暫くしてから私は地面に降り立った。街中だと不自然なため、翠恋は上空を飛んでいる。
甘味処で団子を買ってから、肉屋へ。
翠恋の影響もあって此処の店主さんと仲良くなった。
店主「よう嬢ちゃん!今日は何を?」
『店主さんこんにちは。牛肉と豚肉、もらえますか?』
鴉のため、というのは勿論明かしていない。
店主「あいよ!嬢ちゃんよく来てくれるからちょっとばかしだが安くするよ!」
ほんとこの店主さんはお人好し。あまり喋らない私にも明るく話してくれる。店主さんの性格に影響してか、此処にはいつも沢山の人がいる。
『いつもありがとうございます。』
そう言って私は銭を出す。丁度ぴったりあった。
店主「まいど!ありがとうね!嬢ちゃん!」
店主さんに軽く一瞥と感謝の言葉を伝えて、町外れに出る。
ーーーーー
町外れに出ると、すぐに翠恋が寄ってきた。腕を出すと喜ばしそうに乗ってくれる。
翠恋「アリガトウ!A!」
『うん。団子食べたいし、翠恋も早く食べたいでしょ?早く帰ろ。』
翠恋「ソウネ!楽シミダワ!」
翠恋と会話をしていると、私の屋敷が見えてくる。此処はお館様からのお屋敷から最も近い。
『ただいま』
翠恋「タダイマー!」
誰もいない屋敷にただいま、と言いながら入っていく。
茶の間に団子と、茶。そして翠恋の食べ物である牛肉と豚肉を置いた。
翠恋「ワァ!トッテモ美味シソウネ!」
『そうだね。それじゃ』
『「いただきます」』
相変わらず団子は美味しい。あの甘味処もいつも沢山の人が入ってる。流石人気店。
しかも、甘味処のおばちゃんと親しくなり、いつもちょっと安くしてくれる。嬉しい。
『翠恋、どう?美味しい?』
頬を緩めてるというレベルで嬉しそうに食べる翠恋に思わず言った。そこまで美味しかったのだろうか。
翠恋「トッテモ美味シイワ!アリガトウ!A!」
と、スーパー笑顔で言われた。守りたい。この笑顔。
翠恋「Aト食ベルノガ久シブリダカラ!」
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三月の専属ストーカーなつめみく - ツンデレに磨きがかかってるアオイちゃん可愛い。 (10月13日 18時) (レス) @page37 id: ba14ff85c6 (このIDを非表示/違反報告)
あまみやはくり(プロフ) - ましゅまろさん» あれ〜………(諦め)私の頭が鳥以下な件について。コメントありがとうございます!好みの作品だなんて!!発狂したくなるレベルですね(真顔) (2023年4月25日 18時) (レス) id: 0bb6841a40 (このIDを非表示/違反報告)
ましゅまろ(プロフ) - 初コメ失礼します!めちゃ好みの作品だぁ!鬼殺隊最強は、柱ではない何者かってあんのに夢主が雪柱な件について (2023年4月25日 18時) (レス) id: 4b890a40d0 (このIDを非表示/違反報告)
あまみやはくり(プロフ) - 叶乃さん» コメントありがとうございます!夢主様最強っていいですよね!!コメント支えになりますヽ(*'▽'*)ノ (2023年3月15日 22時) (レス) id: 0bb6841a40 (このIDを非表示/違反報告)
叶乃(プロフ) - コメント失礼します…!夢主ちゃんが最強すぎて凄すぎます!(語彙力どうした)これからも頑張ってください! (2023年3月15日 22時) (レス) @page45 id: aa9cc439ad (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ふぐれ | 作成日時:2023年3月10日 23時