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遊廓から出て、街外れに出た所、何週間も会ってなかった翠恋が寄ってきた。
『翠恋…久しぶり。』
翠恋「A!オカエリ!!」
『ふふっ…ただいま』
翠恋は私の大事な
『翠恋、屋敷に帰ったら和菓子と生肉を買おうか。それと茶葉屋にも行きたい。翠恋と一緒に。』
翠恋「マァ!嬉シイワ!早ク帰リマショウ!!」
そう行って私の羽織を足で掴む。
『ほらほら、食べ物は逃げないから。それにまだ早朝だよ?』
ゆっくり諭し、翠恋を肩に乗せる。
『それに、染め粉も落としたいの。地毛が1番だね、やっぱり。』
翠恋「ソレモソウネ!貴女ハソノ髪色モ素敵ダケド、ヤッパリ
やっぱり翠恋はいい子。変わってない。でも、心做しかお喋りが進行してる…
私が寂しいと感じていただけだけど、翠恋も寂しかったのかも。
『…翠恋、もしかして寂しかったの?』
あーあ、聞いちゃった。
翠恋「………」
聞いてから気付いた。これ、勘違いだったら死ぬレベルに恥ずかしい質問じゃん。馬鹿かよ私。
そう思いつつも、翠恋の返事を待つ。すると、
翠恋「寂シカッタワヨォォォ!貴女ニ出会ッテカレコレ10年!!10年何時イカナル時モ一緒ニ居テ、数週間会ワナカッタダケデモ凄ク寂シカッタノヨォォォォォォ!!」
凄い大声で叫ぶ翠恋。めっちゃ可愛いじゃん。私とこれまで一緒に居たから数週間、下手したら1ヶ月会わなかっただけでも寂しかったって。翠恋かわいー。
『そんなに寂しかったの?じゃあ早く帰ろうか。今日は高級の肉買ってあげる。』
そう言って私と翠恋は話しながら屋敷へと帰った。
明日はどうしようか…定期連絡役を快く引き受けてくれたしのぶさんにお礼品でも渡しに行こうかな。しのぶさんの屋敷には一緒に暮らしてる子と継子がいるらしいし、多めに買っていこうかな。
と思っていると、1ヶ月ぶりくらいの我が屋敷、雪屋敷に帰ってきた。
ーーーーー
私達以外住んでいない屋敷。継子も取っていないから、実質ここで泊まった来客はいない。なんせかんせ、存在を徹底的に隠していた故でもあるけど。
翠恋「用意デキタワ!」
『よし、さっそく行こうか。』
こうして私と翠恋は長い道を歩いて和菓子と生肉、それからしのぶさんへのお礼品を買い、屋敷へ帰った。
遊郭任務で疲れていたものあると思う。すっごく寝れた。
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三月の専属ストーカーなつめみく - ツンデレに磨きがかかってるアオイちゃん可愛い。 (10月13日 18時) (レス) @page37 id: ba14ff85c6 (このIDを非表示/違反報告)
あまみやはくり(プロフ) - ましゅまろさん» あれ〜………(諦め)私の頭が鳥以下な件について。コメントありがとうございます!好みの作品だなんて!!発狂したくなるレベルですね(真顔) (2023年4月25日 18時) (レス) id: 0bb6841a40 (このIDを非表示/違反報告)
ましゅまろ(プロフ) - 初コメ失礼します!めちゃ好みの作品だぁ!鬼殺隊最強は、柱ではない何者かってあんのに夢主が雪柱な件について (2023年4月25日 18時) (レス) id: 4b890a40d0 (このIDを非表示/違反報告)
あまみやはくり(プロフ) - 叶乃さん» コメントありがとうございます!夢主様最強っていいですよね!!コメント支えになりますヽ(*'▽'*)ノ (2023年3月15日 22時) (レス) id: 0bb6841a40 (このIDを非表示/違反報告)
叶乃(プロフ) - コメント失礼します…!夢主ちゃんが最強すぎて凄すぎます!(語彙力どうした)これからも頑張ってください! (2023年3月15日 22時) (レス) @page45 id: aa9cc439ad (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ふぐれ | 作成日時:2023年3月10日 23時