鬼殺隊の最強さん。【鬼滅の刃】

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『ん〜』


久しぶりに快眠だった気がする。翠恋によると、今現在は任務が無いそうなので竈門隊士や炎柱を見に行こうと思う。


と言っても、治療する所があるらしいが行ったこともないので当然知らない。翠恋も私が行かないから忘れてしまったそう。


柱合会議以来、お館様にお会いしていないので会いに行こうと思った。そして私は手早く支度を済ませ、屋敷を出た。


私の屋敷とお館様のお屋敷は近いものの、お館様のお屋敷は隠されている為、中々の距離がある。あくまで他の柱と比べたら、の話だ。

といっても他の柱の屋敷は知らない。近くに気配がないためそういうことにしている。


木の上を飛び移り、お屋敷へ向かう。鬼殺隊の中で最速は自信もって言いたい。本当、この速度に遅れを取らない翠恋もすごいと思う。ありがと結婚しよ。


暫くすると立派なお屋敷が見えてきた。お館様のお屋敷、産屋敷邸だ。


私は産屋敷邸の門の前に立ち、コンコンと2回ほど門を軽く叩く。


そして、足音が聞こえてくる。おそらくお館様のご息女であるくいな様とかなた様である。


『雪柱、雪篠Aです。今回お聞きしたい事がございまして参りました。』


聞きやすいように少しだけ、声を大きくする。


くいな「ようこそいらっしゃいました。雪篠様。」


かなた「お館様はこちらにいらっしゃいます。」


2人ともまだまだ幼いのに立派なことだ。と心の中で尊敬する。私はその頃……あぁ、やば。


くいな様とかなた様の後ろを歩きながら、そんな考え事をする。


すると人の気配が5人ほどある部屋に案内された。

お館様、あまね様、輝利哉様、にちか様、ひなき様だろう。


くいな様が襖を開けてくださった。




くいな「雪篠様がいらっしゃいました。」


輝哉「よく来たね、A」


今日はご容態がよろしいのだろうか、より一層朗らかな笑みをこちらに向けてくださる。

もう視力もないだろうに、こちらに笑みを向けてくださるのがお館様。やっぱり一番尊敬に値する。


『失礼します。お館様。今回身勝手ながらお聞きしたいことがございまして』


輝哉「なんだい？』


『先日炎柱と上弦の参との戦いがあったことは既にご存知かと思います。そこには炎柱、竈門隊士がいらっしゃいました。その者達の容態を人目見たいのですがあいにく私は治療場を存じてなくて』


輝哉「あぁ、杏寿郎と炭治郎はしのぶの屋敷で治療を受けているよ。行ってみるといい。」


『蟲柱……感謝致します』

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