何に代えても貴方を守る ―２ｎｄ―

８５, ページ43

ジ「身代...！？」

シ「選ばれないと生き残れない...身代
　 ゆえに一芝居打ってるのです」

『確かに、ありえない話では
　ないですよね...』

ケ「だが、本気で死にたいと考えるには
　 十分な動機もある」

レ「と、とりあえず選ぶのは無しだろ...！？」


...サラの視線はソウに注がれてる
カンナに関して、既に疑われているみたい


ソ「みんな、カンナちゃんの話題は
　 一旦置いておこうよ」

Ｑ「...真意はわからねーしな」

ソ「まずギンくんやナオさんからも話を聞こう
　 その上で判断してみない？」

サ「ソウさん...
　 カンナをかばっていませんか？」

『......』


勘が鋭い、というのだろうか

それよりも、少し返答しにくい聞き方


「ぼ、僕にそんな余裕はないよ...
　...時間を無駄にしたくないだけなんだ
　最後、やけっぱちで投票するのは嫌でしょ？」

サ「...そうですね」

「ありがとう、サラさん
　それに、サラさんがなんと主張しても
　僕はみんなを導く役目があるからね
　だって僕は鍵番だから」


いい笑顔で堂々と嘘をつくんだから

まあ....ああいうところが好きなんだけど

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