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渡辺｢お前なんでAに告白しねーの？｣
森本｢壊したくないから。｣
立ち聞きするつもりなんてなかった。
なにか飲み物がいるかどうか聞こうとしていただけで。
慎太郎が私を想ってくれているんだって、何となく勘づいてた。
……私も、慎太郎が好きだった。
けど慎太郎がそう望むならって、思ってたの。
渡辺｢ふぅん……お前なら全然いいのに。｣
森本｢誰ならダメなの？｣
渡辺｢だれ……誰とかねーけど、慎太郎ならいいかなって。｣
兄は過保護で。そんなのも分かってた。
慎太郎ならいい。
私も、恋をするなら慎太郎がいいと、思ってた。
けれど彼が幼なじみを望んでいたから。
──────────なら、この気持ちは要らないと、フタをした。
松村｢……なんであそこで俺の事頼ってくれないの？｣
｢……へ？｣
放課後、松村くんとふたり。
松村くんは何かが不服だったらしい。
松村｢……慎太郎のことばっか、頼るじゃん。｣
｢そんなこと……｣
松村｢彼氏になったんだから、頼ってくれていいんだよ。｣
彼はなんで私と付き合うことにしたんだろう。
興味本位、とか？
松村｢……聞いてる？｣
｢これからは、頼る、から……｣
なんの面白みも無い返答しか出来ない私をただ呪った。
松村｢……ん、いい子。｣
撫でられる、この感触も。
ああ、やっぱりこの人、好きだ。
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雪晴(プロフ) - 1203さん» コメントありがとうございます！続編考えてみようかなと思います！ (2020年3月6日 5時) (
レス) id: eec748e346 (このIDを非表示/違反報告)
雪晴(プロフ) - おおぽすさん» お返事遅くなってしまってすみません！！気づくのが遅くなってしまいました……！続編考えてみます！ (2020年3月6日 5時) (レス) id: eec748e346 (このIDを非表示/違反報告)
1203 - 続編希望なんです！！ (2020年3月5日 13時) (レス) id: bea00c8748 (このIDを非表示/違反報告)
おおぽす(プロフ) - 続編期待してます、！ (2020年1月18日 15時) (レス) id: ede62991bc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：雪
| 作成日時：2020年1月15日 13時
