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書き始めの時点でハロがいなかったので完結までハロは不在です 降谷と安室でそれぞれ家をもっている捏造部分があります
.toru's side
「……しまった、めちゃくちゃ寝てた」
今日が休みでよかった。Aさんに送られて家に入ってから、今の今まで死んだように眠っていたらしい。スーツのまま廊下で目が覚めるのはあまり嬉しくない。
車が通る音が聞こえて時間を確認しようと左腕を見るも腕時計が見当たらず、Aさんの手元にあるかもしれないと思いながらリビングの時計を見に行った。午前6時。普段ならポアロへ向かっているか、仮眠を取っているところだ。
とりあえずAさんにバーへ行く日時のメールを送り、返事を待たずにシャワーを浴びる。安室透の着替えばかりだから、一度降谷の家へ帰りたい。公安の仕事が長引くかと思っていたのであと数日は何度か公安へ行く以外ほとんど予定がなくて、予定外の連休に何をしようかと考えた。
冷蔵庫から適当に冷凍していたご飯やら残っていた卵やら頂き物の漬物やら何やらを取り出し、お茶も出さず適当に食べる。僕は降谷零だから安室透みたいに丁寧にご飯は作れないし、何だか不法侵入しているみたいでおかしく思えた。
「……メール」
相手はAさんで、僕が提案した日時で大丈夫とのことだった。円満に別れられると良いけれどと薄い感想を抱きながら朝食を食べきった。
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作者名:ism | 作成日時:2018年8月11日 19時