検索窓
今日:2 hit、昨日:2 hit、合計:34,598 hit

page 40 ページ19

亜美side

夏海「亜美さ、亜美パパが亡くなった時、わたしに言ってたこと覚えてる?」

亜美「ヒクッ…うん?」

夏海「「パパ、私たちのことを一番に考えて、たくさん無理して来たから、
自分の幸せ犠牲にして…だからわたしは幸せになんてなれない
でもね?わたしが誰かを幸せにするのは許してくれるんじゃないかな?って、
だから、思ったの、人を笑顔にできるような、そんなひとになりたい」って、
亜美?わたしね、思うんだけど、亜美パパさんきっと幸せだったよ?
これ見て?」

そう言って、夏海と、楓が、ビデオカメラをセットして、
スクリーンに何かが映り出させられた

「パパ…?」

そこにいたのは、一年前の病院着を来たパパだった…

「亜美、麻奈(亜美の姉)、ママ、きっと、この映像を見てるということは、
パパは、もうこの世にはいないってことでしょう…
これを見てるときは、一年後かな?それとも10年後?
わからないけれど、3人揃って仲良く生活しててくれたら嬉しいな
パパは、会社のことばかりで、家族よりも社員のことを優先してたり、
休日は、なかなかゆっくりしたり、できなくて、たくさんさみしい思いをさせたね
ママ?君はすっごく強がりだから、さみしい時とかも、あっただろうけれど、
僕の前ではいつも気丈に振る舞って、大丈夫よ!って送り出してくれたね、
君のおかげで僕は、変わることができたよ…こんなパパについて来てくれて
本当にありがとう!たとえ死んでも、次も一緒になろう!愛しています
麻奈?麻奈は、行きたかった大学とか、叶えたい夢たくさんあっても、
僕のために、芹沢グループの息子さんと婚約することを選んでくれたね
麻奈のおかげで、パパは、会社を守ることができたよ!
今度は、君が幸せになりなさい、自分の夢を叶えて、好きな人と結婚しなさい、
婚約は解消してあるから、自分の行きたい人生を歩みなさい
本当にすまなかった…そして、ありがとう!
そして、亜美お前は、優しい子だから、きっと、パパのことを考えて、
わたしは幸せになっちゃいけないとか思ってるかもしれない
だけど、君の笑顔が僕の幸せだから、亜美の笑顔が一番の幸せだから
笑っていてほしい…絶対に幸せになりなさい!」

page 41→←page 39



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (20 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
87人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:登坂 蜜柑 | 作成日時:2017年6月29日 23時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。