6_昼 ページ8
「初めて安井さんと会う前から知ってたんですけどね、やっぱり、…って」
安井『Aちゃんに言われるならまだいいわ』
にしやま『え？』
「え？w」
安井『え？』
安井さんは普通に言ってっぽいけど、にしやまさんと私は「何言ってるの？」って顔。
それを聞いた安井さんは真顔で見つめてくる。
安井『Aちゃんに言われるならまだ良い』
「ぇ…そうなんすね」
ツッコんでくれるかと思ったら、予想外の反応。
にしやま『もう時間や、また後でね！』
「あ、さよーならー」
安井『ってか私服じゃないわこれ！』
ちなみに、安井さんが着てたのは漫才衣装です。いつもの。
ってか、晴見失った。
「まったく、晴はすぐどっか行っちゃう…」
晴『どっか行くのはアンタだよ』
後ろから、呆れた顔で肩を叩く晴の姿。
「あ！晴〜良かったー」
晴『本当に…すぐどっか行かないでよね』
「ごめん！エンペラーさんが居たから…」
晴『すぐ話しかけれるAに憧れるわ』
こんなこと、これで何回目？
と呟く晴。
やっぱ先輩方と仲良くしたいじゃん。
「いやぁ…私の圧倒的コミュ力があるんで！」
晴『別に褒めてない！』
へへへ〜と見るからに嬉しそうに、照れる私。
まぁ、分かりやすくやってるんですけどね。
「…ご飯食べたい」
晴『突然なんや』
急に話変えるやんと笑う晴。
「だってもう昼よ？」
11時50分を指す時計。
晴『確かに…』
「ご飯食べに行こー♪」
晴『どこ行くつもり？』
外に出ようとする私を止める。
「どこって、コンビニですけど？」
晴 『またコンビニ？』
「やっぱサンドウィッチしか勝たんっすわ。」
近くのコンビニのサンドウィッチがめちゃくちゃ美味しいんだよね。
どこにコンビニでも一緒だと思うけど。
晴『確かに美味いけど…食べに行くか』
「やったーはよ行こ！！」
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8
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作者名：碧夜桜 | 作成日時：2021年7月29日 14時
