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檸檬10 ページ10

「…A君の働きはどうかね?」




A?



「…よく働いていると思います。
仕事の手際も良く、
なんというか…


気が利きますね。」



うんうん、
と頷きながら聞く首領。




一体なんなんだ?


という疑問を口には出さず俺は首領の次の言葉を待つ。




「彼女は兄とは違った意味で【優秀】だからね。


それに異能もここ最近は上手く扱えるようになったと報告があったしね。」


手元の資料を見ながら首領が云う。






異能か…



確か、梶井の兄と異能力名は一緒だが、能力は異なっているだったか…?



詳しいことは分かンねぇ




あれ?




まだ彼奴の異能を




直接見たことがなかったな。




「嗚呼、そういえば。

中原君、

君は



A君が君の補佐につきたいと志願した理由を



知っているかい?」




実は…
つい先程知りました。



とは言わないでおく。



「…俺のサポートをするためと聞いて言います」



きょとん、

と云う効果音がつきそうな首領の顔。



「…他の理由は?」


「?それだけですけど」


「そうかい…」


首領は顔を伏せる。







ぷっ、




ん?






ぷっ、くくく

と突然笑い出した首領。






本当にどうしたンだ!?




まるであの青鯖…




「ふー、


話は終わりだよ。」




「、失礼します」





バタン、



扉が無機質に締まる。






側に控える黒服の部下を


視界の端に捉えながら、



俺は思考を巡らせた。









一体なんだったんだ?

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Allen Hara(プロフ) - かなでさん» 本当に梶さんの小説少ないですよね…思いつきで書いたのですが、喜んでくださり嬉しいです!更新頑張ります (2020年1月18日 15時) (レス) id: 25b55a3639 (このIDを非表示/違反報告)
かなで(プロフ) - 文章も簡潔で分かりやすいです!文才分けて欲しいくらいですね…梶さんの小説少ないので有難いです!更新頑張ってください(o^^o) (2020年1月18日 12時) (レス) id: 58e9b0e574 (このIDを非表示/違反報告)
Allen Hara(プロフ) - ソマリさん» コメントありがとうございます!更新頑張ります!! よろしくお願いします (2020年1月16日 19時) (レス) id: 25b55a3639 (このIDを非表示/違反報告)
ソマリ - 凄く面白くって続きが気になります。更新楽しみにしています。(o^―^o) (2020年1月16日 14時) (レス) id: b11eed02a4 (このIDを非表示/違反報告)
Allen Hara(プロフ) - かぼすジュースさん» 初めまして!コメントありがとうございます!!更新してすぐにコメントを頂き本当に嬉しい限りです。更新頑張ります!!よろしくお願いします (2019年8月6日 21時) (レス) id: 25b55a3639 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ホワイトサファイア x他1人 | 作成日時:2019年8月6日 20時

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