大切な妹 -EunHyuk- 3

大切な人（EunHyuk) ページ49

それから
数ヵ月後


俺は

長年住み慣れた
宿舎を
出た


実は
俺たち


実家と同じ
あの
マンションの
一室で

２人暮らしを
始めたんだ...


１ＬＤＫの部屋は
狭いから

新しい部屋に
移ろうかって
Aは
言うけど...


俺は

いつも
Aと一緒に
いられる

この
空間が
大好きだし


むしろ
このままでいいって

そう
思う。


狭いベッドだから
くっついて寝ないワケには
いかないし...ね(笑)


...で
今日は

事務所に

Aとの結婚を
報告してきた。


突然のことで

反対されるかなって
思ったら

意外と
あっさりＯＫが出て
拍子抜けした。


もしかしたら
トゥギヒョンが
手を回してくれたのかなって

思う。


兵役行ってんのに

まだ
弟の面倒見ちゃう
トゥギヒョンって

根っからの
リーダー気質だなって

少し
可笑しくなった。


「A、準備はいい？」


A「うん...」


「じゃあ行こうか！」


これから
俺たちは
結婚報告の為に

メンバーの待つ宿舎に向かう


俺らのことを
応援してくれた
みんなに

いちばん
最初に

知らせたいって
思ったから。


「Aはこれから、イ・Aになるんだよ」


A「まだちょっと慣れないな...」


「そんで、世界の鰯のお嫁さんになるの！」


俺の
隣には
Aの笑顔。


これまで
いろいろ
遠回りしちゃったけど


今は

こうして
Aと
一緒に
いられることが

本当に
嬉しい。


俺の中で

「大切な妹」が

「大切なお嫁さん」に

変わった。


-END-

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