大切な妹 -EunHyuk- 3

解放（DongHae) ページ38

Aの
部屋に行くと


そこには

スーツケースが
置かれてて


整理された
ダンボールが数個

積まれていた。


これから
Aが

俺に
何を
言いたいのか


もう
なんとなく
わかってる...


やっぱり

日本に
帰るって


そう
言うんだろ...？


俺との
約束が
あったから


一時的に
戻って来てくれただけなんだろ...？


そして


君が

日本に
帰ろうとする

本当の
理由は


「ウニョク」
なんだと


俺は

確信している。


優しい君は

俺のことも
捨てられず...

そして

ウニョクの
想いに
応えられないことが


きっと
苦しくて
たまらないんだね...


だから


ここを
離れるんだろ？


−−−


Aには
言ってなかったけど


思ったよりも仕事が早く終わった俺は

先週

帰国して


その足で
ここに
やって来たんだ...


そこで
俺が
見たのは


君と
ウニョクが
抱き合う
姿で...


今でもAのことが好きだって

ウニョクの
本当の
想いを
聞いた時の


君の顔を見て


やっぱり


Aは
まだ

あいつのことが
忘れられないんだと


俺の元にいても

なお
ウニョクに
気持ちが
あるのだと


はっきりと
わかった。


だから
この辺で

俺は

君を解放してあげようと思う。


俺の気持ちを受け入れ

一生懸命
愛そうと
してくれた君には

本当に感謝してる...


でもさ、A...

恋愛って

努力で
どうにかするものじゃ
ないだろ？


気付いたら

好きになってた...


それが

本当の
愛だと


俺は思う。


さて...

次は
ウニョク

お前の
背中を

押す番だ。

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