４５話 ページ46
鬼道から渡された練習メニューを一目見て思い出した、これはAが作ってくれていたメニューだ。
Aは生きている、そう思った時に、手の力が緩み練習メニューの紙が床にバラバラと落ちた。
遠くの方で鬼道が何かを言いながら拾っている。もはや手伝う気にもなれなかった。そこに、そこにいるのか！？
そう思って目を向けた所にはこの前キスしてきたあの馬鹿野郎しかいなかった。それも剣城を押さえつけて。
鬼道が、おそらく止めようとして、走っていった。
あいつはまだ何かわめいていた。フィフスセクターだったのか、俺に色仕掛けでもしようとしたのか、なんだか知らないがあいつがAの作ったメニューを鬼道に渡した。
(なぜあいつが持っている？まさか......！)
深く考えずに、気づいたら体が動いていて、馬鹿女の胸ぐらを掴んでいた。
「お前、Aをどこに隠した！？」
「っ。」
掴んだ手を思いっきり振り払って女は走り去った。どこか泣いているようだった。なんでだよ、泣きたいのはこっちだろう。
だが、その目が忘れられなかった。一瞬だが確かに適当に切られた髪の間に女の目が見えた。
長いまつ毛に幅が広いというわけではないが綺麗な二重のライン、昔どこかで俺はこの目を見た＿＿＿＿＿＿。
「おい、剣城、何があった！？大丈夫か。」
まだ肩で息をしている剣城に駆け寄った。佐久間は振り払われたまま、呆然としている。
「鬼道監督、あの人は悪くない、今のはあの人は悪くないんです。」
「何？」
「さっき、黒木、フィフスセクターのやつなんですけど、そいつが来て......。」
『お兄さんの治療費、まだ払い終わっていないのでしょう？今ならまだフィフスセクターに戻してあげますよ。』
『俺はもうフィフスセクターには戻らない。』
『そんな事を言ったって君はいつまで経ってもシードという事実は消えないのですから。』
確かにそうだ、1度登録されてしまえば権力が半端なくある人でない限りシードリストをいじることは出来ないため、必然的に万年シードになる。だから、1度登録されてしまえばフィフスセクターの言いなりだ。
『それでも俺は雷門の一員として革命を起こす。』
『おやおや、そんな事を言うのですか？革命ごっこなんてものからさっさっと目を覚ましてもらわなければなりませんね？』
そう言って平然とした顔をしながら俺の腹に蹴りを入れてきた。
『何してるの、選手に怪我をさせないで。』
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ワンダーランド☆(プロフ) - おでんさん» すみません！！パスワードド忘れして全然入れていませんでした、これから更新していこうと思うのでお時間あれば是非見てください！ (2020年8月6日 1時) (
レス) id: 3591d03f85 (このIDを非表示/違反報告)
ワンダーランド☆(プロフ) - おでんさん» すみません！！パスワードド忘れして全然入れていませんでした、これから更新していこうと思うのでお時間あれば是非見てください！ (2020年8月6日 1時) (レス) id: 3591d03f85 (このIDを非表示/違反報告)
おでん(プロフ) - 一年経ちました続きみたいです！ (2019年12月8日 21時) (レス) id: e34043743b (このIDを非表示/違反報告)
たみ - 個人的に佐久間大好きなので(可愛いですよね！)この後の展開がとても気になります！いつも楽しみにしています。更新、頑張って下さい^_^ (2018年12月31日 1時) (レス) id: 5256b9caf1 (このIDを非表示/違反報告)
ワンダーランド☆(プロフ) - みつほっぺさん» ありがとうございます！！！最近ミスが多くてほんとに申し訳ないです。頑張りますね！！！いやほんとにそういうコメントを頂けてすごく幸せものだなって思います。 (2018年12月11日 23時) (レス) id: 206d8f754b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ワンダーランド☆ | 作者ホームページ：
作成日時：2018年11月11日 17時
