story four ページ9
朝、遅刻の多い僕を起こしに来たリドルと一緒に
魔法史の授業へと向かう。
「まったく、君はいつも授業ギリギリに
教室まで走るから、毎日心配だよ。
式典の日は遅刻しないのだから
普段の授業でも気をつけてほしいものだね。」
リドルが呆れた顔で話しかけてきた。
『うーん…朝は嫌いなんだよなぁ。
布団から出さえすれば目ははっきり覚めるんだけど。』
布団の中って自分の体温がわかって心地良いんだよね。
夢の中は楽しいし。サイコー。
そうこうしてるうちに教室に着いたので
授業の準備をして予習を始める。
「あ〜！バラタナゴちゃんと金魚ちゃんだ〜」
「げっ、フロイド！」
『おはよう、巨神兵。』
あはっ、締める。と笑いながら僕を締めているのは
同じクラスのフロイド・リーチ。
こいつはよく“ヤバい方のリーチ”と呼ばれているが
そこまでヤバくは無い。
フロイドと双子であるジェイドこそ
本当の“ヤバい方のリーチ”だ。
「なっ、Aをはなせフロイド！
でなければ首をはねてしまうよ！！」
そろそろ意識が遠のいてきた時、
リドルがフロイドを引き剥がしてくれた。
『ふぅ、危うく窒息死するところだったよ。
ありがとう、リドル。』
フロイドが何に怒ったのかは分からないが
ひとまず助かった。
僕のあだ名は“タイリクバラタナゴ”という
魚から来ているらしい。
本人曰く、
「え〜、体が白くて眼が赤くて、
それにちっちゃいのなんてこれしか無いでしょ？」
とのこと。
これにはジェイドも納得していた。
「ええ、小さくてとても愛らしい魚ですから。」
なぁにお前ら、喧嘩売ってんの？
買うよ？
と言ったらリドルに止められたなぁ。
「君が喧嘩をしたら校舎が半壊するよ！！」
って。
解せぬ。
喧嘩は良いとして、僕はチビじゃないよ。
え？チビだろって？
…リドルよりも高いもん(165cm)
僕の方が高いもん(5cm差)
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アリス - んぇ？(気の抜けた声)なんかお気に入りが増えてますぜ兄貴ィしばらく見ないうちに何が…？ (2月1日 22時) (
レス) id: 2287692f9d (このIDを非表示/違反報告)
蘭爛 - パス教えて！荒らししないよ！ (12月30日 18時) (レス) id: 69d9600af2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：アリス | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/Alicehomepage/?w=1
作成日時：2023年12月18日 17時
