story six ページ11
飛行術の授業をしに
グラウンドへ向かう。
僕、飛行術大好きなんだよね。
体操服に着替えて箒を持つと、
なんかワクワクしてくるの。
まぁ、顔にはあんまり出してないけど。
「今日は飛行のタイムをとるぞ！
まずはアップのサーキットからだ！」
バルガス先生の号令で、
生徒たちは一斉にアップをとりはじめる。
運動神経のいい僕は、運動部を差し置いて
一番にサーキットを終わらせた。
「はぁ、はぁ、Aは、何でそんなに早いんだい？」
しばらく待つと、息を切らせたリドルが
問いかけてきた。
『別に、何でってほどでもないよ。
僕はウサギの獣人だし、
走ったり飛び跳ねたりするのは得意だからね。』
そう、僕は大抵食物連鎖の最底辺にいるから
敵から身を守るために走らなければいけない。
去年は何度も襲われかけた。
……色んな意味でね。
全員がサーキットを終え、
出席番号順にタイムを測る。
僕はリドルの１つ後だから
一緒にペアを組んでタイム測定をした。
結果は100m 5.42秒だった。
うーん、やっぱり走った方が早いな…
走ったら4秒台で行けるのに。
「Aはまた学年上位に入ったのかい？
すごいじゃないか、僕も負けていられないね。」
タイムを教えると、リドルが褒めてくれた。
僕は順位を知るのが大好き。
形に、目に見えて現れる努力の結果。
結果が出ないと、努力はなかなか続けられないからね。
バルガス先生からもお褒めの言葉をいただいたので
今回は良い気持ちで授業を終えることができる。
…んふふ、次も頑張ろ。
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アリス - んぇ？(気の抜けた声)なんかお気に入りが増えてますぜ兄貴ィしばらく見ないうちに何が…？ (2月1日 22時) (
レス) id: 2287692f9d (このIDを非表示/違反報告)
蘭爛 - パス教えて！荒らししないよ！ (12月30日 18時) (レス) id: 69d9600af2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：アリス | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/Alicehomepage/?w=1
作成日時：2023年12月18日 17時
