検索窓
今日:13 hit、昨日:5 hit、合計:31,313 hit

遊園地にて3*新 ページ6

セオ「これは…ああ、ここにそのアナザーであろう痕跡がある。これを追いかけよう。」


新「はい!」


そうして追いかけること15分…


『新!』


…いた。


『セオさん!榊さん!』


セオ「なんでそうなったか想像つくか!?」


『わからないです!そもそもなんで攫われたかもわかってないし…』


榊「Aに理由言ってなかったのか!?」


新「いや…はい」


『新!このアナザーなんて言ってるの?』


新「さっきのアトラクションで悲鳴をあげなかった女性が初めてだって」


『…ああ、そういうことか。』


セオ「え?」


『恐らくこのアナザー、あの乗り物に耐えられる女を探してたんだ。あの乗り物と、このアナザーのスピード、ほぼ一緒かもしれない。動揺で速く感じたところはあると思う。だからきっと、人間の誰かと空を飛びたかったんだ。』


榊「なるほど…宮古、確かめてみろ」


アナザーにそう言えば概ね正解だった。


アナザー「この女、気に入ったぞ!俺の恋仲にしてやろう」


新「…は?」


セオ「…なんて?」


新「…Aを恋仲にするって…」


榊、セオ「はあああああああ!?」


『…冗談だろ』


新「その子は俺の恋人だ!諦めろ!」


アナザー「ふん、面白い。このまま誰も知らぬところに攫っても良いのだぞ。」


『だいたい分かった。今ここから抜けるから新、受け止めてね。』


新「…え。」


次の瞬間本当に落ちてきた。


俺は走り出して、どうにかAを受け止めた。


『ありがと。さすがに怖かった…』


セオ「おい!大丈夫か!?」


『怪我はないです。お騒がせしました。』


榊「よく抜けれたな…」


『ああ、まああのアナザーの動揺を誘っただけですよ。』


…とりあえず、帰ろう。



………………帰宅したはいいけどAが引っ付いて離れてくれない。


新「…A?」


『ごめん、今だけこうさせて。』


そのまま頭を撫でて抱きしめた。


肩が小刻みに震えている。

そりゃそうか。怖くないわけないよね。Aは女の子なんだ。


新「今日はうちに泊まってきなよ。」


『…うん。』


入浴等々を済ませて早く寝ることにした。


『新…ありがと。かっこよかった。』


新「…うん。無事でよかった。」


そのまま寝てしまったらしいAの額にキスして、そのまま自分も意識を手放した。


***リクエストありがとうございました!***

心配くらいさせろよ*セオ→←遊園地にて2*新



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.6/10 (31 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
49人がお気に入り
設定タグ:真夜中のオカルト公務員 , 姫塚セオ , 短編   
作品ジャンル:アニメ
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

実胡斗 - またまたすみません!同じような感じのがあったので、もう2人じゃなく全員で奪い合いあっちゃってください! (2019年6月25日 18時) (レス) id: 77ca809016 (このIDを非表示/違反報告)
実胡斗 - ちょっと付け加えさせていただいても宜しいでしょうか?少しピンクな感じがいいです。 (2019年6月25日 17時) (レス) id: 77ca809016 (このIDを非表示/違反報告)
実胡斗 - リクエスト、お願いします!夢主の奪い合いは可能でしょうか?できれば琥珀・セオで(理由は私の推しだから)。時間があればでいいので、お願いします! (2019年6月25日 16時) (レス) id: 77ca809016 (このIDを非表示/違反報告)
鈴鹿(プロフ) - えみつん(・8・)さん» 大丈夫です。リクエストありがとうございます。 (2019年5月15日 22時) (レス) id: 892f3b61bd (このIDを非表示/違反報告)
えみつん(・8・)(プロフ) - どういうシチュエーションが良いのか思いつかなくてすみません(;_;) (2019年5月15日 22時) (レス) id: 0654bfd466 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:鈴鹿 | 作成日時:2019年4月22日 2時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。