真夜中のオカルト公務員−短編集−

女の子のアレ＊オールキャラ ページ16

sideA

女の子が月に1度あるアレ。


その時の痛みやらなんやらが酷いタイプで薬必須のボクが。


薬を切らしました☆


なんてふざけてる場合じゃない！！！！！


始業1時間前に突然来た。最悪だ。


しかもいつもより5日も早く来たから対策なんてしてない。


出勤したいんだけど痛みで動くのが酷く億劫だ。


でも行かないといけないからのろのろと歩き出す。


ただでさえ貧血持ちのこの体には酷く辛くて、ふらふらするし、時折視界がおかしくなる。


なんとか職場に着いたので挨拶する。


『おはようございます』


榊「ああ、おは…ん？お前顔色悪くないか。」


『え？』


セオ「悪いなんてもんじゃねえぞ！？なんだ、どうした？」


『そうですかね…』


なんて言いながらぺたぺた顔を触って、さも何も気付いてないかのように振る舞う。


セオ「…？お前、めちゃくちゃ汗かいてるけど。」


…げ。


痛みか貧血かどちらか分からない汗をかくのはいつものこと。


『遅刻しかけて走ったんで…』


セオ「ふうん？」


新「おはようございます…ってA！？顔色悪いよ！？｣


榊、セオ「やっぱりお前もそう思うよなあ！？」


おおっとまずい…


『みなさんそれ言いますけど、何も無いですよ？』


うわあ。3人分の疑いの目が痛い。


なんか悪いことしたみたいな気分になるからやめていただきたい。


『わかりました！正直に言います！怖い夢見たんですよ！！！さっきから地味にフラッシュバックしてですね！恥ずかしくて言えるわけないでしょう！？』


本当の理由もこれも恥ずかしいから違和感は大してないはずだけど。


榊「…悪かったな。」


セオ「あー…なんかあったら言えよ？」


新「うん、ごめんA。俺が悪かった。」


宮古くんのが一番傷つくなあ！？


どうにか乗り切った。


榊「今日の仕事内容だが…宮古と俺は新宿御苑に見回り。」


セオ「え？俺達は？」


榊「セオとAはこれについて調べてくれ。」


セオ「なにこれ？」


榊「最近アナザーと思われる事件が多発していてな…原因を調べようにも情報が少なすぎて調べようがないんだ。」


セオ「りょーかい」


『わかりました。』


宮古くんたちが出ていってしばらくしたら仙田さんが来た。


仙田「セオくんいるー？」


セオ「ああ、どうした？」


仙田「これなんだけど…」


セオ「おっけー」


仙田「Aちゃん、ちょっとこっち」


仙田さんは事情知ってるからなあ…

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