検索窓
今日:1 hit、昨日:1 hit、合計:7,424 hit

寒い朝は ページ1

貴女side

ピピピピ…ピピピピ…

目覚ましが鳴ってる。起きなきゃ。寒いし起きたくないなぁ…。
スマホのアラームを止めて、身体を起こそうとするが、動かない。
え?自分の部屋じゃない。そういえば、カイコクの家に泊まったんだっけ。
朝ごはん作ろう。そう思ってカイコクの腕から抜け出そうとする。
動かないんだけど。体を捩らせても、腕を退けようとしてもだめ。嘘でしょ…
「カイコク、離して。朝ごはん作るから!」
と言ってみる。すると、
「うぅ…なんでィ…」
かなり眠そうな声。
「朝ごはん作るから離して?」
「寒いからいやでィ。どうせ大学も休みだろ?もうしばらく寝よう…」
「確かに休みだけど!起きようよ?8時だよ?」
「俺はAと一緒に寝るんでィ…」
!?可愛すぎか。てか、
「さっきまで一緒に寝てたでしょ!?」
「2人とも大学ないし、久しぶりにゆっくりAといたいんでィ。」
確かに2人とも忙しかったもんね。そして寒い。
「いいよ。寝よう?私も寒いし。カイコクと、一緒にいたいし。」
と言えば、カイコクはフッと笑って、
「それでいいんでィ。」
って、額にキスしてきた。
「!?////」
「顔真っ赤w」
「う、うるさい!」
恥ずかしくなって、カイコクの胸に顔をグリグリと押し付ける。
「いい加減慣れろよ…」
「む、無理!」
カイコクはこういうことをさらっとしてくる。しかも、楽しそうに笑いながら。
「カイコクのバカ。」
「なんでィ。反抗期か?」
「かもね。」
挑発のつもりで言ってみる。
「生意気な口だな。」
唇に温かい感触。カイコクにキスされた。顔が赤くなっていくのがわかる。
「生意気だからお仕置きでィ。」
なんか悔しいなぁ…カイコクに抱きつく。
「なんでィ。今度は甘えたかィ。」
「ん。カイコク大好き。」
あれ、カイコクの反応がない?そう思って顔を上げると、顔が若干赤いカイコクがいた。あれ?
「カイコク?照れてんの?」
「…不意打ちは反則でィ。」
ふふっ。勝った♪
もう1度カイコクが唇を重ねてくる。それを受け入れて、
「「大好き」」
寒かったはずの朝は、暖かくなってました。

風邪→



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (8 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
9人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

花藺 - 途中まででも面白いです!ありがとうございます! (2017年1月20日 6時) (レス) id: b5c79c655b (このIDを非表示/違反報告)
Alice@打楽器少女(プロフ) - 花藺さん» 花藺様、リクエストありがとうございます!書かせていただきました!途中ですが。長くなりそうで申し訳ありません。何か修正点、要望があれば、ぜひおっしゃってください! (2017年1月20日 0時) (レス) id: 04281fecff (このIDを非表示/違反報告)
Alice@打楽器少女(プロフ) - 花藺さんからリクエスト頂きました!皆さんもリクエスト下さい! (2017年1月19日 23時) (レス) id: 04281fecff (このIDを非表示/違反報告)
花藺 - 初めまして!リクエストさせていただきたいのですが、遊園地とかにデートしに行く夢主ちゃんとカイコクさんが見たいです。できればでいいので、お願いします。あと、とっても面白いと思います。更新、楽しみにしています! (2017年1月19日 22時) (レス) id: b5c79c655b (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:Alice@打楽器少女 | 作成日時:2017年1月17日 22時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。