［ヒロアカ］あなたが理由(死柄木弔)

新しい私 ページ17

『此処は…』


｢ようこそ俺達のアジトへ｣

悪戯っぽくニヤリと笑うと弔さんは私の手を引いた
なんか…落ち着く
薄暗く簡素なバーは何故か心が安らいだ


｢さぁ……自己紹介といこうか｣

『あ…はい！ひ、疲癒川Aです!!個性はヒーラー
怪我や病気はもちろん、心の傷まで何かに負担させる事が出来ます
よろしくお願い致します！』

｢うん、やっぱりいい子を見つけた｣


満足そうに頷く弔さんに安心した
良かった……まだ嫌われてない


｢俺は死柄木弔
五本指で触った物を崩せる｣


そう言ってカウンターにあったグラスを掴んだ
刹那、グラスは砂のようにサラサラと崩れた
あぁ……なんて綺麗な個性なんだろう
見とれてしまう


｢私の事は黒霧とお呼びください
個性はワープ……USJの件で拝見なさったとは思いますが
よろしくお願い致します｣


黒霧さん……紳士的!!
大人の余裕ってやつがすごい


『これからは敵として頑張りますね!弔さん!!黒霧さん!!』


これで……ヒーローを目指すつまらない私は死んだ
此処にいるのは敵になった疲癒川Aだ


｢死柄木弔、彼女の部屋はどうされますか？｣

｢決まってんだろ、俺の部屋だ｣

｢『!!!?』｣


……空耳でしょうか
とんでもない爆弾が投下された気がします
同じ部屋？
確実にヤられるじゃないですか


｢いいよな？A？｣

『良いですけど………その代わり、私の過去について、聞いてくださいますか？』

｢？……何？｣

『絶対に……絶対に嫌いにならないでください!!』


｢……何が不安なのか分かんないけど…大丈夫
愛してる｣

｢私も聞いていていいのですか？｣

『……はい』


初めて話すなぁ
私が7歳から13歳までの地獄のような日々の事
今でも正直不安
こんな汚れた私を愛してくれるかな？って
でも……この先、此処に居たいなら話しておきたい
理解されたい
震える両手を握り締め口を開いた




『始まりは、ある日学校から帰った時でした』



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追伸

私は遂に目がおかしくなったのでしょうか？
hit数がすごい事に……!!
お気に入り登録は12人に増えてる！
夢でしょうか!?


もう嬉しすぎてヤバイです
明日、死ぬのでしょうか？

こんな駄作者の小説を読んでくださり
皆さん、本当にありがとうございます(泣)


気合いを入れて頑張ります( *˙ω˙*)و ｸﾞｯ!

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