らくだい魔女と青春の始まり

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フ(そうだよ､みんなあの王子様スマイルにコロッと騙されるんだから｡あたしにはあんな顔見せないのに｡今日こそ化けの皮はがしてやるぅ！これは率直にきくほうが良いよね)

あたしはチトセに向かって

フ「あんたってさ､あたし以外に見せるあの王子様スマイルはなんなの！？」

チ「ああ？なんだよ王子様スマイルって」

フ(な､一気に声のトーン低くなったし｡しかも王子様スマイルのこと気づいてないらしいじゃん)

フ「くわぁ〜とことん鈍いのね｡もういい」

チ「なにが鈍いんだ｡お前にだけは言われたくねー」

フ「はぁー？なによ｡チトセ､超がつくほど鈍感じゃん」

ル「お前ら､2人とも鈍すぎるぜ」

フ･チ「鈍くないから！」

あたしとチトセは同時に叫ぶ｡

ル「んじゃ〜チトセにきくけど､お前フウカの好きな人知ってんのか？」

フ「えぇ！あっあたしの好きな人！？」

フ(あたしの好きな人なんて､あたしも知らないのに､なんでルークが知ってるのよ)

チ「ああ？フウカ好きな人いんのか？そもそも本人が知らないのなんでお前が知ってるんだよ」

チトセは怪訝にしわを寄せて言った｡

ル「ったく､フウカもチトセもわかってない感じだろ｡だーかーらー2人とも鈍いってことだ」

あたしもチトセも正論を言わたようで何も言い返せない｡
でもあたしの好きな人が少し気になって､軽いノリできいてみる｡

フ「ねぇ､あたしの好きな人っていったい誰なの？」

ル「お前の好きな人は…ちょっと来い」

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