経緯 。 ページ6
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Aside
『………太宰。
怒ってる理由だとか、もう大方予想はついてるし
ちゃんと反省…してるから…だから、』
「………じゃあ、今 此処で接吻するよ?
……反省、してるんだし それに
今なら 私は、君に何しても咎められる理由は無いよね。
六年間、ずっと我慢してきたのだし。」
『…………、そうかもしれない。
けど、する積もりはない。』
其の資格が、私にあるとは思えない。
六年間。
其れは、想像よりも長い年月だ。
六年間もあれば、人は変われる。
……………太宰が、光に行ったように。
────¨ 君がそっちに行くのは惜しいね。
けれど、何度でも連れ戻す事は可能だ。 ¨
『…………、……』
「…………A」
『…っ………!』
優しく、抱き締めてくれる太宰。
私が不安そうにしている時は何時もそう。
ずっと、こう云う所は変わってないんだ。
変わってしまったのは、私だ。
…………私だけ、なんだ…
「……君には君の考えがあるのだろう。
けれど、其れは私も同じだ。
何が恐くて、嫌なんだい
私はAの彼氏だよ
傷を治す事が出来なくとも、
安心させてあげる事は出来るから。」
『…………太、宰……』
「………よし。取り敢えず 家に帰ろう。
何も、恐れなくていいから。……………ね?」
『……ん』
.
.
.
『……長期任務は、ちゃんと全うした。
あとは、報告するだけ…って所までは』
「…………?じゃあ、其の任務の報告書…書いてないのかい?」
『書いて提出する筈だった。
けど、首領が織田作を…あんな事に、するから……
だから、私は反発したし 首領に逆らった。
ポートマフィアから抜けるって。』
「A……
君、真逆…
…………………上、脱いで。」
何で、此れだけで判るの………?
判ってほしくなんかないのに。
『………嫌。もう判ったなら此れで此の話は終わり。
もう、話す事はないよ
六年間も会えなかったのは
長期任務があったのと、今迄の経歴を消して
太宰と同じように地下に潜りながら過ごしてたから。
最近、やっと出てこれ……っ…』
「……………」
『………太宰、?』
.
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シディア - 続き読みたい! 消さないで、、、ほしい (2021年7月27日 23時) (レス) id: 939d5c7779 (このIDを非表示/違反報告)
麗(プロフ) - 続きを読める事を楽しみにしています (2021年4月14日 10時) (レス) id: 411fa15fdd (このIDを非表示/違反報告)
りりむ(プロフ) - 消さないで〜 (2020年3月29日 18時) (レス) id: 31d6b5db5b (このIDを非表示/違反報告)
みしゅあッ! - 語彙力が無いのであれですが…… 兎に角消さないで下さい!! (2020年3月29日 18時) (レス) id: 0545beb8d1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:宵時雨 | 作成日時:2020年3月27日 3時