【HQ】糖 度 1 2 0【短編集】

＊黒尾鉄朗 ページ5

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「俺のこと好き？」
『大好きだよー』


鉄朗くんの久々のオフの日。

私たちは鉄朗くん宅でおうちデートをしていた。

どこかに出かけてもよかったのだが、お互い休みたいだろうと思いおうちにお邪魔させてもらうことにした。


『研磨くんは？』
「ゲームでもしてるんじゃないデスカネ。Aのように」
『やだ。構ってくれなくて嫉妬してるの？もう少ししたら終わるから待って』


私は鉄朗くんの足の間に挟まれ後ろから抱きしめられた状態でゲームをしていた。

まぁかれこれ1時間くらい経っている。

彼もさすがに飽きたようで、私の髪で遊んだり、手元のゲームを覗き込んだりしていた。


「まだですカ」
『もうちょっと』


カチカチとボタンを押し、キャラを操作する。

あと少し、というところで後ろからニュッと手が伸び、ポチッと電源ボタンを押した。


『あー！！』
「彼氏放ってゲームしてるAが悪いんですぅー」


私からゲーム機を奪い、ぽいと放り投げる。

そのまま横抱きにされ、ベッドへ直行。

じと、と鉄朗くんを見れば、にこにこと裏の読めない顔をされる。

でもこの顔をするとき、

彼は大体不機嫌なのである。

そして彼が不機嫌な時に取る行動

……これから起こることを考えると頭が痛い。


「分かってますよネ？」
『……ハイ』


その言葉を火蓋に、彼から甘い口付けが降ってくる。

彼はキスが好きなのか知らないが、やたらと長く回数も多い。


『ん、ふ……』


口の中をまさぐられるその甘い感覚に、頭がだんだんとその機能を示さなくなる。


「……さて、と」


完全にお.ちた私を見て、彼は舌なめずりをした。


まだまだデートはこれからですヨ……


ー

お星様に色付きました。ありがとうございます！

リクエストも受け付けておりますのでもしよろしければ……！

頑張りますので、これからもよろしくお願いします！

p.s.差し支えなければ右側の星を……ぽちっと……お願いします……

○二口堅治→←＊及川徹

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