夜道2 ページ9
シーン
中々出てこない。
ははーんこの私にびびったか!!
『そこにいるのは分かってるんだからね!!こうなったら私からそっちに行くよー!!!』
後ろに向かって歩き出す。
後ろにいる、というのが分かっているだけで正確な位置までは分からないため、周りを見ながら今通った道を引き返していった。
5mくらい歩いたその時_
善逸「Aちゃん!!!」
善逸side
俺は任務終わりに、夜道を歩いていた。
炭治郎が怪我をしたなら蝶屋敷にいけと煩く言ったからだ。
そのせいで俺は暗くて死ぬほど怖い夜道を静かに歩かされていた。
しばらく歩いていると、人の音が聞こえた。
俺の前にいるみたいで、どうやらそれはAちゃんの音のようだ。
向こうはこちらに気づいていないらしく、恐怖の音をさせながら道を歩いていた。
ここで俺は悪戯心が芽生え、少し脅かしてやろうと少し大きめに足音をたてた。
案の定Aちゃんは、バッとこちらを振り向いた。
もちろん道脇に植えられている木の後ろに隠れる。
『嘘ぉん......』
どうやら作戦は成功したようで、Aちゃんは顔を引き攣らせている。
しばらくこちらを向いていたが、怖くなったのか少し早足で蝶屋敷の方へ歩き出した。
もちろん俺も追いかける。
ここで少し近づいてみた。
5mくらいしか離れていないけど、疲れているのかAちゃんは全く気づくそぶりを見せない。
そして、また足音を立ててみた。
トタタタッ!
すぐに身を隠し、様子を見る。
『ひぃ!!!』
ついに悲鳴をあげて驚き、へたりんでしまうAちゃん。
可愛いなぁ...俺って意外とSっ気あったんだ。
でもそろそろ可哀想だし、出ていってあげた方がいいかn『そこにいるお化け!!!出てきなさぁーーい!!!!私の華麗な呼吸さばき(?)で倒してやるッ!!!!』←
いやいや嘘でしょw
呼吸さばきってことはまさかお化けを呼吸で倒そうとしてるの??なにそれ面白いんだけど...w
とか考えて余裕ぶっこいていた俺だが、すっかり強気になってしまったAちゃんは俺、いや、お化けの事を捜索し始めた。
注意深く歩いているみたいだから、十中八九バレるだろう。
しかもここは一本道
つ ん だ ☆
もうすぐそこまで迫っている。
もう無理だここは腹を括ろう。
俺は道に飛び出し_
善逸「Aちゃん!」
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うなぎ - こんにちは!駄作者のうなぎです。この作品は私が初めて書いたものですので、変なところとかあるかと思いますがどうぞよろしくお願いします!!...高評価してくれると嬉しいです((コソッ (2020年4月10日 0時) (レス) id: 0b40407c6f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:うなぎ | 作成日時:2020年4月9日 23時