・ ページ9
翌日、職員室に入るや否やツムルが駆け寄ってきた。
「A!何で昨日帰ったの?
探したらいなくてびっくりしたんだけど。」
あ、こいつわかってないな。
僕は何回も声かけてたのに。
今回ばかりは許せないので
『わかんないんだったらいいよ。』
と言って授業に向かうことにした。
__________________
『はぁ〜、ようやくだよ
教師ってブラックすぎでしょ。』
カルエゴ先生から何度も書類のやり直しをくらった
おかげですっかり遅くなってしまった。
カルエゴ先生はとっくに帰っているので
僕の書類提出を待っていてくれたダリ統括に
確認してもらい、今日の業務を終了する。
職員室を出ようとすると
「ッA!」
と誰かに呼び止められた。
声の主が誰かなんてわかりきっていたので
無視して歩き続ける。
「A、待ってって。」
焦りながら声をかけてくるのは
何のためにだろうか。
僕を思ってなのか、
それともめんどくさいことを早く
終わらせたいからなのか。
違うとわかっていても
どんどん被害妄想を膨らませてしまう。
ひょっとして彼はもう、僕のことは
好きじゃないんじゃ…
“お前なんて最初から必要じゃなかったんだよ。”
“ほんとに愛されてるとでも思ったの?”
“自意識過剰乙ww”
『ッ!』
ダメだ、考えるな。
せっかく奥深くにしまったのに。
ただの過去、忘れて仕舞えばいい。
・
・
でも、彼にも捨てられたら…?
『っう、あぁ…やだ、』
思い出したくない。
自分のことが大好きだから。
傷つかないように守ってたのに。
遠くなる意識の中、焦ったように僕の名前を呼ぶ
彼だけがはっきりと写っていた。
・(深い方とそういう表現あるよd( ̄  ̄))→←アクドルよりも君が好き!
15人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
アリス - おん…?お気に入りが、また増えた…だと…? (2月6日 17時) (レス) @page34 id: 326cf2b718 (このIDを非表示/違反報告)
ララ(プロフ) - 受験頑張ってくださいね! (1月29日 14時) (レス) id: 5bdcdcf2bd (このIDを非表示/違反報告)
アリス - おお!おめでとうございます!僕も高校受かったらスマホ買ってもらえるので頑張ります! (1月26日 21時) (レス) id: 2287692f9d (このIDを非表示/違反報告)
ララ(プロフ) - 後、最近ログインしました! (1月26日 19時) (レス) @page29 id: 5bdcdcf2bd (このIDを非表示/違反報告)
アリス - こちらの作品も見ていただけると嬉しいです。 (1月26日 18時) (レス) id: 2287692f9d (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:アリス | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/Alicehomepage/
作成日時:2024年1月24日 6時