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りすかさんたち注意報。
じしょー行為が含まれる内容です。
見たく無い方回れ右!
これはりすかを止めろと言っている訳ではありません。
僕もお世話になっているのでお友達です(?)
…推奨もしないですけどね!
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教師寮自室。
自分の部屋に帰ると、
何とも言えない無気力感に襲われた。
さっきまであんなに熱心に書いていた
反省ノートも書く気が失せてしまった。
その代わり、と言ってはなんだが
とてつもない焦燥感と苛立ちがやって来る。
上手くは言えないが、こう、
胸の奥がキュルキュルするような。
胸が締め付けられる感じ。
心がイタイ
唐突にそう思った。
何がきっかけ、なんて無く、
唐突に。
3轍のせいか、少しボーっとする頭。
考えなしにカッターを握った。
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「…い、…せい、
A先生!!」
体がびくぅっと跳ね上がる。
何とか息を整えて振り返ると、
そこには焦った様子の統括がいた。
『うぇ、ぁ…なにか、ようですか…?』
いきなり声をかけられてびっくりした僕は
呂律の回らない口で問いかけた。
いつもの笑みが消えた統括は、
トーンの低い声で答えた。
「A先生、今自分が何してたか分かってる?」
何って…
『…?うで、きってました。』
僕がそう答えると、
統括は困惑顔をした。
「腕って…気づいてないの?
首に一番傷が付いてるんだけど…」
いや、腕も良くは無いけどさ…と呟く統括は
嘘を言っているようには見えなかった。
首…かぁ。
このままだったら、僕
『もうちょっとで、しねたかも…』
こんな役立たず、と言うと、
途端、統括が僕の顔を掴んで
目線を合わせてきた。
「なぁに、しにたかったの?
そんなこと言ってもダーメ!
A先生が居なくなると
仕事が多くなるの!」
セリフだけ聞くと嫌な上司に見えるが、
この悪魔の顔を見てほしい。
…何で、今にも泣きそうな顔をしてるの?
「A先生がいるだけでさ、
教師陣の良い刺激になってると思うんだ。
A先生の努力家なこと、
優しいこと、
意外と負けず嫌いなこと、
全部他の先生の役に立ってる。
……だから、勝手に居なくなられると
困るんだよね。
これは僕の勝手なエゴだけど…」
「一緒に働こうよ、これからも、さ?」
やっぱり統括には勝てないや。
完
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アリス - おん…?お気に入りが、また増えた…だと…? (2月6日 17時) (レス) @page34 id: 326cf2b718 (このIDを非表示/違反報告)
ララ(プロフ) - 受験頑張ってくださいね! (1月29日 14時) (レス) id: 5bdcdcf2bd (このIDを非表示/違反報告)
アリス - おお!おめでとうございます!僕も高校受かったらスマホ買ってもらえるので頑張ります! (1月26日 21時) (レス) id: 2287692f9d (このIDを非表示/違反報告)
ララ(プロフ) - 後、最近ログインしました! (1月26日 19時) (レス) @page29 id: 5bdcdcf2bd (このIDを非表示/違反報告)
アリス - こちらの作品も見ていただけると嬉しいです。 (1月26日 18時) (レス) id: 2287692f9d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:アリス | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/Alicehomepage/
作成日時:2024年1月24日 6時