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あの日からずっと残る心の痛み。
苦しいけど
悲しいけど
この痛みが残る限り、
僕は彼のことを、忘れずにいられるだろう。
どうしても忘れたく無い。
まだ大好きだから。
『マルバス先生、
テスト問題の確認お願いします！』
「分かりました、確認次第机に置いておきますね。」
何気ない日常の会話、
僕は彼のことをどれくらい知っていたのだろうか。
好きな食べ物に
好きな色。
それから…
「そういえばこの間
“アクドルマネージャーの姉が”
仕事の話を持ちかけてきたんですよ。」
「来年は親戚の子が
バビルスの受験何です。」
あれ？
ブルシェンコ先生との会話に出てきた
“アクドルマネージャーの姉が”
という文章。
何それ、僕知らないよ？
来年親戚の子がバビルス受験？
それも知らない。
…僕はマー君の何を知ってるんだろう。
一緒にいるうちに君のことを知って行って、
でもさらに時を重ねると、
だんだん君が分からなくなって。
・
…もう、引き時だったのかなぁ。
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
授業も終わり薬学準備室へと向かう廊下、
放課後に見た沈んでいく夕日を見て
僕たちの愛を重ねてみる。
沈んで見えなくなる夕日と
消えて行く僕たちの愛。
昔のイメージと今を比べて
「あの頃は良かったな」
と思うなんて、無いと思ってた。
ずっと大好きのままだと思ってた。
この気持ちは何て言うんだろう。
郷愁？
思慕？
切なさ？
…いや、どれもしっくりこない。
考えても埒があかないから、と
準備室で薬品を探し始める。
目当ての薬品を取り、
職員室に戻ろうと立ち上がると
机の上に古びたファイルを見つけた。
何だろう、と思い中を見ると
そこには彼との写真が入っていた。
僕のでは無い、彼のファイル。
今までの思い出を振り返りながら
読み進めて行くと、
最後のページにこう書かれているのを
見つけた。
“サウダージ”
僕の心に残るものを、
確信した瞬間だった。
この感情は“サウダージ”
諦めて、
許して。
君のそばでは、
確かに“永遠”を感じた。
だから、
夜空を焦がし、
恋心と生きたんだ。
また逢う日まで、
サヨナラ恋心。
完
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アリス - おん…？お気に入りが、また増えた…だと…？ (2月6日 17時) (
レス) @page34 id: 326cf2b718 (このIDを非表示/違反報告)
ララ(プロフ) - 受験頑張ってくださいね！ (1月29日 14時) (レス) id: 5bdcdcf2bd (このIDを非表示/違反報告)
アリス - おお！おめでとうございます！僕も高校受かったらスマホ買ってもらえるので頑張ります！ (1月26日 21時) (レス) id: 2287692f9d (このIDを非表示/違反報告)
ララ(プロフ) - 後、最近ログインしました！ (1月26日 19時) (レス) @page29 id: 5bdcdcf2bd (このIDを非表示/違反報告)
アリス - こちらの作品も見ていただけると嬉しいです。 (1月26日 18時) (レス) id: 2287692f9d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：アリス | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/Alicehomepage/
作成日時：2024年1月24日 6時
