すとぷりとなら大丈夫

頼れよな ページ12

さとみside


さ｢A！A！｣


どうしよう、どうしよう。


俺はどうすればいいんだ？




えっ…と、、

ころん！

助けて！



こんな時最年長の俺がメンバー1人の看病もできず
不甲斐なかったが、

誰かに頼ることしか出来なかった。



Aと昔から仲良いころんなら何とかしてくれる、

そんな一心で連絡した。



ころんはそれを聞いた瞬間
すごい焦ってたような感じがした。

でも、ころんが優しいから
俺を安心させるために



大丈夫だよ、大丈夫。



ってずっと言ってくれた。









こ｢Aちゃん！｣



ころん！

本当にすぐ来たやん、

ありがとう。



こ｢Aちゃん？寝てる、か。

あ、さとみくん。Aちゃんどんな感じ？｣




さ｢いや、えっと…｣



こ｢熱とかは？咳とか、んー苦しそうだったとか、なんでもいいよ。｣




熱は計ってない…

咳？いや、無かった。
というか倒れて寝かしただけだからな…。

苦しそう、だったと思う、

さ｢ごめん、焦っちゃってあんま分からん…｣



こ｢珍しいじゃん。さとみくんが冷静じゃなくなるなんて。


大丈夫だよ。

僕も1番最初は焦ってなんも出来なくて
自分の無力さに落ち込んだこともあったからさ。


Aちゃん、身体弱いからこういうことも沢山あるんだけど、今日みたいな日は頼んでもいいかな？


僕もすぐ駆けつけるしさ。｣



さ｢ありがとう。｣




こ｢体温計ある？あと、タオルケットと水用意出来る？｣



さ｢ちょっと待って、多分ある。｣




ころちゃん、手馴れてるなぁ。

俺もそんなふうにできたらいいけど、






さ｢A？大丈夫か？ころんが来てくれたぞ。

早く元気になれよ。｣





無理し過ぎなんだよ。

気づいてあげられなくてごめんな。



俺も最近疲れてるなーとか思ってたけど

Aの方が疲れてたんだな。



そこまで頑張らなくていいのに…。







こんなになる前に俺に言ってくれよ。

隠すなよ。




少しは頼ってもらっていいんだぞ？

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