すとぷりとなら大丈夫

ブルー ページ11

さとみくんの家ってこのへんだったよね？


んーっと…



さ｢あ、おーい！｣



あ、さとみくん！
外まで迎えに来てくれたんだ。



さ｢待ってたよ〜A。なに？こんな長袖着て暑くないの？｣



A｢え、う、うん。日焼けしたくないから…w｣

さとみくんは

気にしすぎだよ〜
Aは十分白いじゃんね？

とかいってエレベーターのボタンを押す。



腕を隠すため、

なんて言えない。





A｢あ、ねぇねぇ！き、今日の動画どうする？｣



さ｢んー、なんも考えてなーい。www｣


A｢えぇ？じゃあ私が持ってきたゲームでいいですか？｣



さ｢Aからゲーム持ってくるなんて珍しいね。なになに？？｣



A｢アクション系のやつでー…｣



ガチャ


にゃあ！




A｢あ、ひなちゃ〜ん。久しぶりだね〜。｣



さ｢ただいま〜。いい子にしてたか？｣



可愛いな

ひなちゃんも

さとみくんも笑




さーて、


動画撮るかー。



さ｢実はさーこの前仕事で行った所にめっちゃ美味しいところがあって、なんかね、雰囲気がー…｣




バタッ





さ｢え？｣





さとみくんの瞳には倒れた少女の姿が映っていた。

机の上に置いてあった資料などを片付けようとして持っていたさとみくんの手にはもう何も無く、

床は散りばめられた紙でいっぱいだった。



さ｢A！｣




驚きと心配で蒼白になった顔で駆け寄った。



それ以上に青白く、細い、

その体を目がけて叫びながら。

頼れよな→←忙しいだけじゃないのに

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