第11章『たとえ闇でも』五 ページ15
『ルシウス！』
下へ下へと下りて、スリザリンの寮へと小走りで向かうと、ルシウスが寮の前で壁にもたれかかって待ってくれていた。
「…あ、あぁ。素敵な洋服だな。とても似合ってると思うぞ。」
最初は少し言葉に詰まった様子だったが、すぐに高貴に微笑んだ。
『ありがとう。』
寮の扉にあると絵に「狡猾」というと、扉な開いた。
「御手をどうぞ、レディ。」
『あら、どうも。』
手を貸してくれたので、ルシウスの腕をつかんで、スリザリン寮へと入り、後ろにつく。
「ルシウス、紹介したい子って？」
前方から、優しそうな女の人の声が聞こえた。
「勿体ぶってないで早くいいな。」
続いて、少し気の強そうな女の人の声が聞こえた。
「そう慌てるな、シシー、ベラ。二人ともよく知ってると思う。」
ルシウスはそう言って、私にアイコンタクトを送る。
んん、と小さく咳払いをしてからルシウスの隣に出た。
『A・レティシアです。レティシア寮の一年生よ、よろしく。』
にこりと微笑んで軽くお辞儀をしてみれば、驚いたようにして、姿勢を正し立ち上がった。
『あっ、待って、家系とか気にしないで？気軽に接してもらえると嬉しいわ。』
そう言うとホッとしたように表情をほぐした。
「私はベラトリックス・ブラック。スリザリンの七年さ。気軽にベラとかベラ姐とか読んでくれて構わないよ。」
そういってハハッと笑う。
根はいい人なのか、笑顔に裏がない。
『じゃあベラ姐と呼ばせてもらうわ。ベラ姐！』
にこりと微笑んで元気よく愛称で呼ぶと、少し驚いたように目を見開いたが、すぐに目を輝かせ抱きついてきた。
「あんた、可愛いわね…！」
「あ！ベラばかりズルいわよ！」
ベラトリックスに抱きつかれながらも、もう一人の女の先輩に目を向ける。
「私はナルシッサ・ブラック。五年生よ。ベラにはシシーと呼ばれてるわ。よろしくね、Aちゃん。」
ふふふ、と柔らかく微笑む。
とてもお上品な先輩ね…
『シシーでいいかしら？よろしくシシー！』
また元気よく愛称で呼ぶと、頬をピンクに染めながら抱きつかれる。
「あぁ、もう 可愛い！妹ができた気分だわ。」
シシーも根はいい人なのね…
ただ、闇の道に進む運命なだけで＿＿
『＿ところで、ブラックって…？』
ふと、ひっかかっていた事を思い切って聞いてみる。
「代々スリザリンの純血家系さ。」
＿＿あれ？
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匿名 - ノアのファミリーネームはセルフィンではなく、セルウィンなのでは？ (2020年12月27日 21時) (
レス) id: 3886947430 (このIDを非表示/違反報告)
ミストレーネ - 夢主ちゃんって鈍感すぎませんか？もうちょっと気づける様な感じの方が宜しいかと… (2018年3月1日 18時) (レス) id: 62c9169b8f (このIDを非表示/違反報告)
腐女子 - ジェームズの扱い雑すぎません？ (2016年2月24日 17時) (レス) id: 7ff882b3cd (このIDを非表示/違反報告)
あ り す(プロフ) - 加奈さん» ？どれのですか？ (2015年12月20日 15時) (レス) id: 9cf42fb034 (このIDを非表示/違反報告)
加奈 - パスワード教えてください (2015年12月20日 15時) (レス) id: 4626c24b05 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ありす&クルミ&HERMIONE | 作者ホームページ：なし
作成日時：2015年11月22日 7時
