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_コンコンッ



少ししてお茶の用意ができた私は

肋角さんの部屋をノックする。

やはり木舌は手伝っただけで一緒に来ようとはしなかった。



肋「入れ」

「失礼します」



お盆に乗せたお茶と和菓子を

落とさないように慎重に扉を開ける。



「肋角さん、お茶持ってきました」

肋「あぁ、すまない」



座っている肋角さんは心なしか疲れている様子。

最近休めていないからかな。



「たまには休んで、ゆったりした方がいいですよ」



ニコッと笑ってそう言えば肋角さんは少し微笑む。

では、と私は部屋を後にした。



「暇だなぁ…報告書まとめてるから平腹と遊べないし」



ぶつぶつ言いながら歩いていると、

ふと視界の片隅に影が入った。

その部屋を覗けば谷裂と斬島が鍛錬している。



「お疲れ!よくやるねー二人とも」

斬「神影か」

谷「貴様もやったらどうだ?」

「いや、私は……」

斬「どうせ暇だったのだろう?やっていけ」

「強制は良くないよ」



結局、半ば強引に鍛錬場へ連れていかれた。



「私今、バール持ってないよ?」

斬「素手でいい。久しぶりにやってくれるか?」

谷「俺もやる。3人で勝負だ」

「女の子、私一応女の子!

…まぁ別にやってもいいけどさ」



そういいながら軽くストレッチをする。

久しぶりにやるからいつもより念入りに。



「よし、じゃあ…」

「「「始め!」」」



三人同時にそう言うと、一気に攻撃に入る。

谷裂の拳を受け流し、斬島の蹴りを避け宙に。

そのまま回し蹴りで蹴散らす。



「…っ!」



が、谷裂に足を受け止められそのまま壁に投げられた。

ドンッと鈍い音がして叩きつけられ、

ミシミシと骨が軋み、

一瞬体が潰される感覚に陥る。



「くぅ…なかなか…」



私はゆっくり立ち直すと一気に二人に畳み掛けた。

二人ともお互いの攻防でこちらに気づくのが一瞬遅れる。



「ッ!」



二人の間に飛び込んでしゃがみ込めば、

地に手をついて足を思い切り蹴りあげる。

その勢いで立ち上がり身構え直した。




ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー


今日たくさん更新しました!!


疲れた……


けどやっぱり小説書くの楽しいです(❁´`❁)

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作者名:燐音 | 作成日時:2015年9月3日 20時

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