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「えーと、ここは…また応接室?」



ややこしいから応接室2と名付けよう。

応接室2はそんなに豪華ではなく机にソファそれだけ。

ただ、たった今代えたような白色の薔薇が気になる。



「綺麗な薔薇だなぁ…亡者がやったのか?」



辺りを見渡してみるも亡霊らしき姿はない。



「あれ、こんなとこにライター発見!」



机の下に落ちていたライター。

少し古びているがかろうじて使えるものだ。

カチカチと点けて遊ぶ。



「ここにはライターだけかな、薔薇も気になるけどいっか」



応接室2を出るがすぐに廊下に座り込む。

いや、急に足の力が抜けたんだ。



「……亡者か」



そう呟くと目の前に男性が現れる。



亡「獄卒だな、俺達の邪魔はしないでもらおう」



そいつは私に近づくと静かにそう言った。

邪魔するなって…



「そっちこそ私の仕事、邪魔しないでよ」



挑発的な笑みを向けていい放つ。

亡者は途端に私の胸ぐらを掴んだ。



亡「獄卒は俺達を捕まえる仕事だったな。それが邪魔だっていってんだよ」

「聞いてなかった?その仕事を邪魔するなって言ったんだけど」



胸ぐらを掴まれた状態から睨み合いに入る。

亡者はひどく怒れているようで私を離そうとしない。

その時だった。



?「みーかーげー!!!」



聞き覚えのある声がすると同時に目の前の亡者が吹っ飛ぶ。



「あ、力が入る」



瞬時に立ち上がり目の前のどや顔で立つその人__平腹を見上げた。



平「何やってんだよー!」

「来るのが遅い…まぁ助かったし、ありがとう」



バールを拾い上げ辺りを見渡す。

するとだるそうな顔した田噛もいた。



平「気にすんなって!じゃ俺こいつ連れてくなー!」



倒れている亡者を掴んですぐさま出ていってしまった。




ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー


お気に入りしてくれた方!!

ありがとうございます!!!



ってか今日蒸し暑くないですか?ι(´Д`υ)

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ゆっきい - 田噛がイケメソすぎて涙出てきたお、、、、、 (2016年9月17日 9時) (レス) id: 0db5e774af (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:燐音 | 作成日時:2015年7月4日 16時

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