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「んっ……田噛!」
田「俺の事嫌いなのか…?」
「えっいや、田噛…?」
急に甘えられても困るから!
佐疫は笑い堪えてるし、
さっきの酔い潰れ組はもう完全に寝てるし…
誰かヘルプ!!!
田「嫌い…?」
「嫌いじゃない…むしろ好きだけど!」
田「!」
佐「へぇ…好きなの?」
一瞬固まった後、私は事の重大さに気がつく。
本心だったが変な誤解を招きかねない。
「ち、違うからな…恋愛とかそういうのじゃ……」
佐「よかったね、田噛」
誤解を解こうど口を開いたとき、
佐疫によって私の言葉は防がれた。
「?…よかったって?」
田「……」
「あ、田噛?」
田噛がいつまで経っても黙っているので、
肩に乗せている顔を覗き込むと、
規則的な寝息をたてて寝ていた。
佐「あれ、寝ちゃったの?」
「まったく…」
私は田噛を横に寝かせた。
結果、生き残ったのは佐疫と私だけ。
「そういえば佐疫、さっき助けれくれなかったな」
佐「えっいや、あれは……」
「言い訳無用!」
佐「痛っ!!」
佐疫にチョップをかましてふんすと鼻を鳴らす。
佐疫は少し涙目になりながら頭を押さえた。
佐「もうちょっと手加減してよ!」
「これくらいやらないと」
佐「酷い!」
「天使が悪魔になる瞬間、一番怖いからね」
ジト目で佐疫を見てやれば彼は苦笑を漏らした。
佐疫よ、苦笑では済まされないぞ。
「今回"は"許してあげるよ」
佐「"は"を強調しないでよ……」
「エンジェルだと信じていたのに」
佐「いや、エンジェルって何なの……」
またもや苦笑をする彼に私もつられて笑った。
その後、肋角さんがきて怒られたのは言うまでもない__。
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またお気に入り増えてる!!
本当にありがとうございます!!!
これを糧に頑張ります( ̄^ ̄ゞ
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ゆっきい - 田噛がイケメソすぎて涙出てきたお、、、、、 (2016年9月17日 9時) (レス) id: 0db5e774af (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:燐音 | 作成日時:2015年7月4日 16時