賑やかすぎる私の日常 (ページ11)

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私は物心ついた時から真っ白な部屋にいた。

何もないただ真っ白な部屋に。

白衣を来た男の人たちがたくさんいた。

私を囲むの。怖かった。

私は１日に何度か連れ出された。

移動中に少しだけ見える空に憧れながら、
もう飽きるほどの毎日に退屈してた。

私が10歳になった頃だったと思う。

気づいたら冷たい鉄の上に寝かされてた。

怖くて、怖くて、たまらない。

そして男の人が言うの。

「協力してね」って。

私に拒否権なんてないくせに。

私の意識はそこで途絶えた。

そして、また、目が覚める。

けど、何かが違うんだ。

右目にじんじんした痛みがあるの。

男の人に鏡を手渡された。

顔を見る。

私は叫んだ。

「目が、私の目が！！！」

だってその目は、瞳孔も関係ない、
ただの真っ黒なモノだったから。

見えない…ということはない。

見える、確かに見えるのに………

「こんなの、バケモノじゃないか」

完全にそう。

しかもその実験とやらで傷が付いてもすぐに治ってしまう身体になった。

身体能力も上がってた。

そう、私は完全に…

バケモノになったの＿＿。