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「俺は、
ハッターは、ぺこりとお辞儀する。続いて、チェシャも促され、自己紹介を初める。
「オレは
チェシャは、お辞儀などせず、ニカッと笑った。そこで、山本から、質問タイムにする、なんて言い出し、クラスメイト達からもみくちゃに、というより質問責めに合う2人。
「ねえねえ！千榎田くんたち元はどこに住んでたの？」
「あー、えーっと…」
いきなり答えにくい質問が来て、思わず言い淀んでしまうハッター。それを見たチェシャが、話題を変えようとする。
「あっ、アリスー！」
「へ！？」
「なっ、おま…」
「なー、帰りにどっかで買い物して帰りてーんだけど」
「へぇ…」
周りの目を気にしていたハッターは、思わずチェシャの口を塞ごうとしたが、時すでに遅し。周りから白い目がアリスへと向かう。特に女子たちの目は、睨んでいると言っても過言ではない。
「千榎田くん、白羽さんと知り合いなんだ？」
「あー、俺と
「俺らとアリス？ まあ、今日も一緒にガッコー来たしなあ」
「チェ、千榎田！！！」
ハッターは何としてでも止めようとしたが、
(やってしまった…)
苦笑しつつ、内心クラスメイト達との仲が悪い方へいってしまった事に、頭を抱えるのだった。
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作者名：ユエル×日向なつ x他1人 | 作者ホームページ：
作成日時：2021年7月22日 15時
