もしも烏野一年が三年生になったら

もしも８ ページ10

side:霧柳誠

翌日朝4時55分！！あの野郎は……

椎｢……ﾁｯ｣

同じタイミングかよ！！！！

泉｢仲悪いね☆そんなんで大丈夫？｣

霧｢い泉さん！？｣

椎｢おはようございます｣

泉｢うん☆さて、7時前には切り上げるからね☆｣

霧·椎｢｢！！｣｣

泉｢感謝は日向先輩に言いな。あの人が俺に来るように言ったんだから。｣

えっ……日向先輩って……エース！？

日｢バラすの早くね？｣

影｢どうせすぐバレるだろ。｣

霧·椎｢｢！？おっおはようございます！｣｣

日｢おはよー！｣

影｢おう｣

えー？！すごいすごい！！

椎｢いいんですか？主将にバレるんじゃ？｣

影｢？もうバレ｣

ｺﾞｽｯ

影｢ｺﾞﾌｯ｣

日｢バレないバレない！ほら！さっさとやるべ！｣

だっ大丈夫か？

〜しばらくして〜

日｢いやぁ懐かしいな笑｣

？懐かしい？

影｢あん時はお前のレシーブは見れたもんじゃなかったな｣

日｢ｸﾞｯ…そうそう笑 あん時の影山と今の椎名同じ罰(ペナルティ)なんだよな！｣

影｢んぬん……｣

椎｢え？｣

霧｢“あん時”？｣

日｢おれ達が一年の時にお前らと同じことやらかして主将に怒られたんだよ｣

……マジかよ……

日｢まぁ、あん時おれ達は教頭のカツラ吹っ飛ばしたけど｣

影｢やめろ日向。やめろ。｣

日｢おれも思い出したくない。｣

そんなに……？

椎｢あの…影山さんと同じ罰(ペナルティ)だったってどういう意味ですか？｣

あー確かに！！影山さんがこいつと同じとか有り得ないもんな！！

影｢俺の今の異名…知ってるか？｣

椎｢はい、『コート上の王様』ですよね。とてもすごいトスだと聞いています｣

影｢あぁ、“今は”な(苦笑)｣

！！この人は…こういう笑い方をする人だと思ってなかった…

影｢それ、今はいい意味だけど…中学ン時のチームメイトにつけられたんだ。｣

霧·椎｢｢？｣｣

影｢意味は＿自己中の王様 横暴な独裁者。中学の県予選の決勝で、トスを上げた先に誰もいなかった＿＿チームメイトに拒絶されたんだ。｣

……知らなかった。そんなことがあったんだ…

影｢まぁ、アレだ。えっと…じごーじごく｣

………ン？じごー……？

泉｢自業自得です｣

影｢そう、それだ｣

えー……まさかの……？

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