一つの小さな国【Growth】 (ページ4)

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するとだんだんと王宮が見えてくる。
門には、さっきの二人が立っていた。

「･･･リョウ、ケン、大丈夫だったか？」
「おう、俺らは別に追いかけられたりしなかったよなぁ～」

他人を巻き込んでないのなら何より。
取り敢えず･･･

『コウ、恥ずかしいから下してほしい･･･』
「？！、あぁ、す、すまない。」

そういうとゆっくり下した。

「二人はこの後予定でもあるか？」
「いいや、特にないかな。さっきまでケンと暇だから～って散歩していたぐらいにはね。」
「そんでコウを見っけたと！」

それなら･･･

『巻き込んでしまったお詫びにお茶出すから中入って。』
「「？？！！」」
「あぁ、そうだな。美味しい紅茶でも入れようか。」
『早速準備よ。早く帰ろう。』

「リョウ、俺ら一般国民が王宮入れるってすごいことだよな」
「そうだね･･･」
「二人とも、少しの間Aのいうこと聞いてくれないか？我儘なんて初めてなんだ。」
「コウ、楽しそうだね。この執事の仕事についてから。」
「確かにイキイキしてんな。」
「そうか･･･？」