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「と、とにかく！ 俺絶対馬鹿にしたりしないし、誰も言わないから、聞かせて？」
『……でも、迷惑になっちゃうんじゃ』
「絶対そんなことない！ 個人名とか出さなくていいから、吐き出すだけでも楽になるよ？」
なかむ君に懸念していることを伝えると、間髪入れずに否定されてしまった。
でも、少なからずなかむ君も関わってくる話だし……好きバレでもしちゃったら、嫌だしなぁ。
……なかむ君は、彼女いるわけだしね。
「ねぇ。もしかして、俺が、なんかしちゃった？」
私が答えようか悩んでいると、なかむ君が眉を下げて申し訳なさそうに聞いてくる。
『そんなんじゃないよ！ なかむ君は、本当に、何もしてないから安心して』
「そっか……」
『でも、ごめんね。私、これは自分で考えることにするよ。せっかく心配してくれたのに、ごめんね』
これは、私の問題だから。
そう伝えると、なかむ君はまだ何かを言いたそうだったけど、黙って頷いてくれた。
『あ、でも……一個、聞いてもいい？』
「え、うん！ なになに？」
少しでも力になれることが嬉しかったのか、なかむ君はすぐに食いついてきた。
かわいい。本当に、優しいな。
『話したこともない人に、恋をするのって、おかしいことだって思う？』
なかむ君は少し考えた。悩んでるみたいだった。
「思わないよ。」
『……！ 本当？』
「遠くからでも、どこかに惹かれたんだったら、それは普通の恋だと思う」
救われた、気がした。
ゲームの中のなかむ君に恋をしている私も、昨日初めて出会ったなかむ君に恋をする私も。
ありがとう、と伝えた。心の底から伝えた。泣きそうになるのを、なんとか堪えていた。
「……恋について、悩んでたんだ」
『え？』
その言葉の真意がわからなくて尋ね返すと、聞かなかったことにしてと言うようになかむ君は「なんでもない」と笑った。
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Alice(プロフ) - ラべシワさん» コメントありがとうございます。応援していただけてすごく嬉しいです！ 更新少し滞ってしまい申し訳ないです。頑張るので、これからもご愛読いただければ幸いです！ (1月16日 6時) (
レス) id: 3921b98651 (このIDを非表示/違反報告)
ラべシワ - 推しが画面から出てくるなんて幸せです。投稿頑張って下さい。応援しています。 (1月15日 22時) (レス) @page16 id: 8585bd908d (このIDを非表示/違反報告)
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