怪訝 ページ6
─とみたけside─
レッスンが終わり、みんなが｢疲れたー｣とか口々に言って部屋から出ていく。
俺は白服さんと目を合わせると、皆のあとに続いて部屋を出ようとしている二番くんに呼びかける。
と｢二番くん！ちょっといいかな？｣
二番くんは振り向いて少し怪訝そうな顔をした。
二｢また？今度は白服さんも、なに。｣
白｢ごめんね？すぐに終わらせるから。｣
二｢はぁ、まぁいいけど、｣
俺たちは二番くんをレッスン場にあるソファに座らせて、今日見たことを聞く。
と｢二番くんはさぁ、Aちゃんとはどういう関係ですか！｣
白｢とみたん、それはちょっとド直球すぎ。｣コソコソ
と｢これくらいちゃんと聞かないと誤魔化されるでしょ！｣コソコソ
二｢全部聞こえてるんだけど。またその話？昨日答えたじゃん。｣
と｢違うよ！昨日は好きかどうか聞いただけだって！｣
白｢そんなこと聞いてたの？！｣
と｢うん、昨日ね。ちょっと気になって。で、二番くんどうなの？｣
二｢言わなきゃダメ？Aのプライバシーにも関わるんだけど？｣
白｢Aちゃんのプライバシーに関わるのかあ...｣
その時
ガチャ
ドアを開けてこの部屋に入って来たのは...
と白｢Aちゃん！｣
『わぁっ...びっくりした...あ、なにかお話されてたんですか？...あの、二番くん迷惑じゃなければ後で部屋に来てもらえませんか？渡したい物が。では、失礼します。』
そう早口に言うと部屋を出ようとする。
と｢あー！ちょっと待って！Aちゃん！まだ行かないで！｣
Aちゃんの腕を掴んで部屋に引き入れる。
─貴方side─
と｢あー！ちょっと待って！Aちゃん！まだ行かないで！｣
そう言って、私はとみたけさんに腕を掴まれ無理やり部屋に連れ込まれた。
怖い。何されるんだろう。
部屋には煎じくんがいるから大丈夫だけど、でも無理やり部屋に連れ込まれるのはやっぱり好きじゃない。
暴力を受けていた時を思い出して、震えが止まらない。
そう思っていると、
二｢あっ、おい！離せとみたけ！｣
煎じくんがとみたけさんの腕から私を救ってくれた。
あの時みたいに。
やっぱり安心するな。
二｢A、大丈夫か？｣
そうやって私の顔を覗き込んで心配してくれる。
昔から変わらない煎じくんで良かった。
『うん。大丈夫。ありがと。』
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有栖夢子(プロフ) - ハッピーさん» 主人公がどうなるのかは私にもわかりません！！(誠にすみません)頑張ってひねり出して考えます(汗) (2018年5月20日 15時) (
レス) id: 82099f91cc (このIDを非表示/違反報告)
ハッピー(プロフ) - 主人公ちゃんなにがしたいのかな(笑)もしかして、みんなにキスしちゃうの？！続き楽しみです！がんばってください！ (2018年4月20日 21時) (レス) id: f334288f7a (このIDを非表示/違反報告)
有栖夢子(プロフ) - ぷーさん» ありがとうございます！頑張ります！ (2018年3月2日 2時) (レス) id: 75b30202ba (このIDを非表示/違反報告)
ぷー - 何か、いい！サイコーです！更新楽しみにしてます！！！ (2018年2月27日 17時) (レス) id: bb44fd0790 (このIDを非表示/違反報告)
(*0 0*) - 有栖夢子さん» はい！参考になってよかったです！ (2018年2月26日 16時) (レス) id: 100f43ab2b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：有栖夢子 | 作成日時：2018年2月17日 3時
