火花 ページ15
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その話に少し気まずそうな顔をする二番くん。
もしかしたら、Aちゃんがそういう考え方を持った、又は教えられた子だと知っていたのかもしれない。
どちらにしても、俺はこの子の考え方を改めてあげたいと思った。
そうしなければきっとこの子はこの先大変な目に会うだろうから。
部屋をあとしばらく俺たちは無言のまま廊下を歩いた。
｢なに考え事してるん？ゲルたん。｣
不意にのっくんが口を開いた。
｢Aちゃんを普通の女の子に戻してあげたい。｣
｢せやね、俺もそう思う。二番くんもやろ？｣
｢...ああ。そうだな。｣
かなり手強そうだけど、放っておけない。
まずはAちゃんのことをよく知っているあおいに話に行かなきゃ。
俺たちはあおいの部屋に着くとノックなしでドアを開けた。
｢あおい、入るよー｣
｢もう入ってるじゃん、なに？急に。｣
あおいはベッドの上に座って動画を見ていた。
1度もこちらに目を向けないで。
｢あー、あおいにAちゃんの事聞きに来たんだけどさ───｣
｢俺に？なんで？げるたんの隣のやつに聞けばいいじゃん、俺よりあいつの事は知ってるんだろ？付き合ってたんだから。｣
珍しく少し早口で捲し立てるあおいくん。
隣のやつって...煎じのこと？
｢え？！二番くんあの子と付き合ってたん？！｣
俺より先に口を開いたのっくん。
俺の言いたいことを言ってくれたから俺は何も言わずただ煎じを見る。
｢...あおい...知ってたの...？？｣
じゃあ本当なのか、煎じがAちゃんと付き合ってたこと。
｢知ってたよ。
前にAが夜に家を抜け出した事があった。
それを俺は不思議に思って後をつけたんだ、そしたらまさか煎じと会ってて、それから何度か見かけるようになって雰囲気的に、あぁこの2人は付き合ってるんだなって。でもシェアハウスを初めてから煎じがどこか行く様子もなかったし別れたのかなって...違った？｣
そんな前から2人は付き合ってたのか。
じゃあ再会してまた2人は...
｢合ってるよ。だけど、もうよりを戻すつもりは無いから、安心して。｣
心を読んだみたいにタイミングよくそう発した煎じ。
心做しか二人の間で火花が散ってるような...？
気のせい...だといいけど。
｢今日あおいの部屋に来たのはこんな話をしようと思って来たわけじゃない。
Aはいつからあんな思考なの？
俺と出会った時には既に自分の身体を大切にしてない言動ばっかだった。｣
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有栖夢子(プロフ) - ハッピーさん» 主人公がどうなるのかは私にもわかりません！！(誠にすみません)頑張ってひねり出して考えます(汗) (2018年5月20日 15時) (
レス) id: 82099f91cc (このIDを非表示/違反報告)
ハッピー(プロフ) - 主人公ちゃんなにがしたいのかな(笑)もしかして、みんなにキスしちゃうの？！続き楽しみです！がんばってください！ (2018年4月20日 21時) (レス) id: f334288f7a (このIDを非表示/違反報告)
有栖夢子(プロフ) - ぷーさん» ありがとうございます！頑張ります！ (2018年3月2日 2時) (レス) id: 75b30202ba (このIDを非表示/違反報告)
ぷー - 何か、いい！サイコーです！更新楽しみにしてます！！！ (2018年2月27日 17時) (レス) id: bb44fd0790 (このIDを非表示/違反報告)
(*0 0*) - 有栖夢子さん» はい！参考になってよかったです！ (2018年2月26日 16時) (レス) id: 100f43ab2b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：有栖夢子 | 作成日時：2018年2月17日 3時
