恋愛感情【MeseMoa.】

誰？ ページ2

─ノックソside─


しばらく経ってぷんちゃんがご飯できたで〜とみんなをダイニングに集めた。

気｢あれ、あおいくんたちは？｣


と｢まだ上じゃない？｣


ノ｢呼んでくるわー｣


白｢ありがと、のっくん。｣


俺は二階に上がってあおいくんの部屋の前までくる。
いきなり泊まるって話だったから空き部屋を掃除できひんかったんよ。だから、Aちゃんにはあおいくんと同じ部屋を使ってもらうことにしたんや。

ドアをノックしようとしたら中から何か話し声が...
泣き声みたいな。

覗き見はあかん事やけどちょっとだけ。

俺は部屋のドアをそーっと開けて中の様子を見た。


そしたら、そこにはAちゃんに抱きつくあおいくん.....。

えっ？？！見間違い？！やない....。

すると、Aちゃんはゆっくりと手を上げてあおいくんの頭を撫でる。何度も。

『大丈夫だよ。気にしないで。』


お世辞にも感情がこもってるとは言い難いけど。


あ｢ごめん.....ごめん....｣ｸﾞｽ


あおいくんが珍しく泣いとる。
ごめん、そう何度も繰り返して...


ノ(これは邪魔しない方が良さそうやな....)



そう思い、俺は引き返した。


下に降りるとぷんちゃんたちが驚いた様子で


気｢あれ？のっくんあおいくんたち呼びに行ったんやないの？｣


俺はさっき見たことを隠さず話す。


ノ｢や、なんかあおいくん泣きながらAちゃんに謝っとったから声かけられんくて....｣


白｢あおいくんが泣いてたの？！｣


まぁそうなるよな〜。


野｢そもそもあの子とあおいの関係って？｣


全｢知らない。｣


野｢名字は？｣


全｢...知らない。｣


野｢何歳？どこから来た？｣


白｢何も知らない.....｣


そう、俺たちはAちゃんのことなんも知らん。


どこの誰であおいくんとの関係はなんなのか。


白｢後であおいくんに聞こっか。流石に何も知らないで泊めるのは色々怖すぎる...｣


気｢せやね.....｣


白｢ご飯食べて、お風呂に入ったらリビングに集合で。｣


全｢了解...｣


みんながお風呂に入り終わって一段落した時、タイミングよくあおいくんが降りてきた。

泣いてたからなのか疲れきっている


白｢あおいくん...！...ちょっといいかな？｣


あ｢....いいよ。｣


リビングのソファにあおいくんを座らして、その両隣にげるたんと野崎さん。

机を挟んで正面に白服さん、他のメンバーはその周りに座った。

白服さんが口を開く。


白｢あおいくん、あの子は誰？｣

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