6章 2人の内通者:13 ページ33
A「……ふふっ……」
笑え…さっきからずっとずっとタイミングを伺ってきた…
演じろ
笑え
笑え！！
ノーマン/レイ「！？」
2人は私が急に笑いだしたことに対して察したよう…
A「…ノーマンも、レイも、"惜しかった"ね？」
レイ「なっ…」
ノーマン「若しかして…君も…」
私はここ数日お馴染みの冷たい顔と淡々とした話し声で言い放った──
･
･
･
A「私"も"ママの内通者だよ」
2人は今までになく驚いた顔をする…が、すぐに表情を立て直し落ち着いた顔に戻る…
ノーマン「君は…"どっち"なの？」
A「どっちでもあるかな！」
いや、私は完全に皆側である…でもそこもわざと濁しておく…
ノーマンが聞くどっち、とは敵なのか味方なのかという単純な話
レイ「お前…いつから内通者だった？」
A「…レイと同じ…ずっと前から」
にこにこ笑顔で今度は話し出す…
ノーマン「…どっちでもあるなら…レイと同じくらいのことは話してくれるよね？」
A「勿論…私が内通者になったのはレイと同じ…3人を殺させないため。敵の懐に潜り込んで、敵を知るのも、必要なものを準備するのもそれが一番だと思ったから」
レイ「…お前の条件はなんだったんだ？」
A「…レイとほぼ同じだよ。�＼�績もキープするし、協力もするから即出荷はしないこと。��3人も満12歳まで出荷をしないこと。��私が裁縫の道具と絵を描くための道具をどれだけ使っても怒らない、足りなければ支給すること…の3つ」
3つ目は特殊だけどね…でも役に立つ
ノーマン「…3つ目は何が重要なの？」
ほら、聞いてきた
A「…普通の子供じゃあ、触れない裁縫道具の中にある縫うための針や、布を切るためのハサミは入手できるのかってところとか、あと脱獄の時につかえるロープや袋を作ることも出来るし、絵を描くため道具なんて言っとけば紙とか鉛筆なんていったものも入手し放題」
レイ「なるほどな…」
A「それに、私レイがスパイな事も知ってたから」
レイ「…は？」
A「知ってたんだよ。最初から…。ママからはレイの情報は聞かなくても回ってきたし、レイの報酬の内容も聞いてた…直ぐにわかったよ？そのモノが何に役立つのか」
ガラクタではない、本当に意味のあるものを報酬で集めていることを知ってることも軽く伝えた…
ノーマン「それで、君はどこまで知ってるの？」
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ウォル - 続編おめでとうございます！！ これからも続き楽しみにしてます(^^)v (2019年2月15日 21時) (
レス) id: cb201d08af (このIDを非表示/違反報告)
ヨミ紅蓮(プロフ) - 続編おめでとうございます！( 'ω' )これからも読んでいきます！更新頑張ってください(´∀｀) (2019年2月15日 21時) (レス) id: ee2faa79c0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：レノエ | 作成日時：2019年2月15日 21時
