4章 新しい家族と監視:2 ページ3
レイ「──にしてもウゼェなこれで3日目…」
A「もう、レイは口がすぐ悪くなる…」
レイ「お前はすぐ怪我をする」
A「むぅーー…事実だから言い返せない…」
レイ「ここ3日の手伝いでどんだけ転けた？過去最短最高記録じゃないか？」
A「まだ2回しか転んでないもん！！」
レイ「いや、いつもなら10日に1回とかだろ？転びすぎ」
ノーマン「全く、レイもAも早くやって終わらせるよ！！」
珍しくノーマンがちょっと怒る
さすがにイラつくよねこれは…
エマ「3人とも話してないでこっち手伝って！！！」
そしてエマも怒る…
食料庫の整理、予備リネンの点検、空き部屋の片付け…きっと3人は『どうでもいい仕事』って思ってるんだろうね…
私も知らなかったら戸惑うよ
時間や盗ったテーブルクロス、バレていないからいいけれど…
しかし参ったなぁ…3人にいいたくてもキャロルとクローネのことは迂闊には言えない
話してしまえば先が狂いかねないし、私もその先を殆ど知らないから下手に行動できない…
すると、
『あーーーーー！！遊びてぇ〜！！！』
ﾋﾞｸｯ
ドンの大声にドン以外の全員がビビる…これはさすがに私もビックリするから…
ドン「ねぇ、なんで俺らだけ！？何の罰ゲーム！？何か悪いことした？俺達！」
レイは大声のドンにあからさまに引いてる…
嫌でもほんとごめんね…
エマ(ごめん…)
そうすると、ギルダがドンを連れて下へ行ってしまった…
ノーマン「やはり、アレを何とかしないと脱走は不可能だ」
発信器…ね
エマ「でも、どうやって…あれから体中探したけど埋められた手術痕なんてどこにもなかったよ？」
ノーマン「服や靴にもね…──レイ、A」
私もですか！？
レイ「人間の科学技術の常識から考えれば恐らく電波を使った発信器。でもそれには、内部に電池がいるし消費も早い…ちょっと計算もしてみたけど電池寿命が10年以上で手術痕が残らないほど超小型」
A「レイと同じく、計算と考察をあれこれしてみたけど、本の最後の出版年の2015年じゃ多分
レイ「ああ」
エマ「つまり？」
A「仕組みとか考えても場所や壊し方を考えるのは難しいってことだね」
レイ「まして鬼独自の技術ならお手上げだ」
私たちの意見にノーマンは納得し、エマは焦る
エマ「詰んでない？」
レイ/A「詰んでる」
エマ(だめじゃん！！！)
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 235人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「転生」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ウォル - 続編おめでとうございます！！ これからも続き楽しみにしてます(^^)v (2019年2月15日 21時) (
レス) id: cb201d08af (このIDを非表示/違反報告)
ヨミ紅蓮(プロフ) - 続編おめでとうございます！( 'ω' )これからも読んでいきます！更新頑張ってください(´∀｀) (2019年2月15日 21時) (レス) id: ee2faa79c0 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：レノエ | 作成日時：2019年2月15日 21時
