2章 想像のつかない事実:19 ページ28
昔、ママが
『門と森の奥の柵へは危ないから近寄ってはだめよ』
といっていた
ママはこれを…！？
ママは！？ママは無事！？
「くそッ…指の先だけでもダメかなァ」
「馬鹿。大事な商品だぞ…俺達如きに手の届く代物じゃない。この農園の人肉は全部金持ち向けの高級品なんだぜ」
農園？
人肉？
ー"肉"？
嘘…
私たちはずっと食べられるために生きてきたの？
ｶﾞﾁｬｯ
「
「大方終わりました」
「また6歳…此の所、並の出荷が続いている…が、ようやく上物以上を"収穫"できるなそろそろこのフルスコア4匹も"摘める"よう仕上げておけ」
『はい』
鬼が誰かに向けて命令している…その誰かを知った瞬間、私とノーマンは驚きとショックと哀しみ…沢山の気持ちが一気に頭にさしこんできた…
ママ「畏まりました」
「物資は倉庫の中だ。次も頼むぞ」
ママ「無論、お任せ下さい…」
その後、私とノーマンは施設まで走った
なにも考えられなかった…
兎に角無我夢中で走り続けていた気がする
そして私はつまづいて途中で転んでしまう…
ノーマン「エマ！」
エマ「"鬼"はッ……想像上の生き物で…みんなは…里子に……」
ー「農園」？「出荷」？
エマ「ママは…いつもの優しいママだよね…？荷台のあの子…コニー…じゃなかったよね？」
エマが何も信じられないといったようにノーマンに質問をなげかけた
ノーマン「…あれはコニーだった」
ノーマンは哀しいような、怒りも混じったような顔でエマにそう伝える…
ノーマンの返答でエマは…
エマ「……うっうあああああああ…！！！」
泣き叫んだ…
その後、エマとノーマンは施設へ帰った
ｶﾞﾁｬｯ
レイ/A『おかえり』
レイとAが出迎えてくれる
レイ「どうだった？」
A「……間に合った？」
ノーマン「間に合わなかった」
レイとAの問いかけに私は何も答えられず、ノーマンは間に合わなかったと一言いい部屋に戻った…
･
･
･
たった一つの事実が「現実」を覆すことがある
ここは農園
私は"食料"
帰ってくる時、私が泣いたからノーマンは笑った…
もう泣かない
頼れる大人はいない
あの化け物からどう逃げる？
『戦略』だ
考えろ、鬼ごっこと一緒！
見つけなければ
私達が生き残る方法
Side Emma 〜END〜
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日向クロ - ブックマークして読んでます！頑張ってください！私も作品書いてます！ (2019年11月3日 22時) (
レス) id: c525279e66 (このIDを非表示/違反報告)
るー - なるほど、そこまで考えてあるんですね！！！これからも頑張ってください。 (2019年3月16日 18時) (レス) id: 2e6a062656 (このIDを非表示/違反報告)
レノエ(プロフ) - るーさん» コメントありがとうございました。フィルと主人公は約7歳差なので5歳の時はいてもドンやギルダやアンナやナット、ギリギリトーマやラニオンがいるかな〜ってくらいですね。何か気になる点があったらまた聞いてくださると助かります…！ありがとうございました。 (2019年3月16日 10時) (レス) id: 4dfb0d058b (このIDを非表示/違反報告)
レノエ(プロフ) - 真田美麗さん» お陰様で殿堂入り致しました…！！初めてのことなのでとても嬉しいです。これからも宜しければよろしくお願いします。 (2019年3月16日 10時) (レス) id: 4dfb0d058b (このIDを非表示/違反報告)
るー - 主人公が5歳の時ってフィルとかいるんですか？作品は面白いので頑張ってください！そこが気になりました。 (2019年3月16日 10時) (レス) id: 2e6a062656 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：レノエ | 作成日時：2017年4月22日 17時
