全集中 天の呼吸について壱 ページ3
呼吸法:天の呼吸
・日の呼吸に並び、歴史が古く、日の呼吸から派生したのではなくある人間により個人的に編み出され、その後現代へと受け継がれた呼吸法である。
・天の呼吸とは、天つまり空に関することに関連した呼吸法である。
・天を司ることから、肺に酸素を沢山送り込まなければならない呼吸法で、肺を酷使しやすく適性を持ち、使いこなせる者は稀であるため、現在使用出来る者は主人公を含めて2人のみである。
・尚、天の呼吸の型は壱-拾まである。
壱ノ型
剣を大きく、且つ靱やかに速く振り円を描くように斬る技。それで鬼を斬る姿はさながら夜に昇る月から出る光であり、光の速さの如く斬り掛かり、全く目に見えない技。
弐ノ型
秋から冬に降ったりやんだりする時雨の如く、技師が相手に対して消えたり出てきたりする予測のつかないところからの攻撃を下すことができる技。
参ノ型
名の通り雪・月・花なる自然の美しい景物を言い表したもので、しんと雪の如く静かに相手へ近づき、月の如く美しく靱やかに軽やかに相手に近づき相手を斬る技。非常に間合いに入りやすい技。尚、この場合の花は藤の花であり、鬼に対する毒である藤の花と死を見立てらている。
肆ノ型
干渉虹とは、水滴がある大きさになり太陽光が干渉し、強め合ったり弱め合ったりすることで色のついた部分が淡く見える虹のことで、それらのように繰り出す剣技のスピードを変えることで自分の残像を作りだし相手を翻弄して斬ることの出来る技。
伍ノ型
剣を振り、空が曇るように、相手の視界を遮るような技。相手の視界が見えづらくなっているうちに間合い入ったり、危ない際は引きやすい技であり、完全なる攻撃用の技ではない。
陸ノ型からは次話で説明させていただきます。
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作者名:レノエ | 作成日時:2019年11月4日 16時