[△] お兄さんと私。

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こういう些細なことで笑ってる時間が1番幸せだなって
久しぶりに会って改めて思う。

『洋平さん煙草似合いそう…』

「まぁボーカルだからなぁ…」

『でも絶対かっこいい。』

「お前落とすぞ。」

『怖…』

顔がガチすぎた。
怖い。

『ひろさんも煙草似合うよねー、』

「おい、」

『ほんと嫉妬深いね。』

「そういうAも、」

『お前落とすぞ。』

「真似すんな！」

『あー言ってみたかった！！！』

「お前声でかい…」

『ごめんごめん。』

そう言いながら灰皿に煙草を擦り付けてポイッと捨てた。
ひろさんのこととか色々言ったけどやっぱ眞輝が一番似合うかも。

『夜景綺麗だねー。』

そりゃあ人気バンドマンなんてめちゃめちゃ稼いでるわけだから、
こんな夜景とか当たり前なのかも知んないけど。
レインボーブリッジや遠目で見える丸の内ら辺のビルとか、
本当にいつ見ても綺麗。

「A上京何年目だよ笑」

『5…とか？』

「そろそろ慣れない？笑」

『まじでいつも感動する。』

「毎日見てんじゃん…笑」

『ゆりかもめとか高いけど毎日乗りたい。観光目的で。』

「交通代も馬鹿になんない。」

『乗りたいって言ってんの！！もしもの話！』

「今日のAうるさい…」

『お前落とすぞ。』

「…何回言うんだよ笑」

『でも眞輝もビル群とか好きでしょ？』

「好き。今度完全車内ドライブしよっか。」

『なんか某人気バンドの曲名みたいな…』

でもやっぱ改めて見ると綺麗だな、
とかぶつぶつ言いながら縁に寄っかかって夜景を見てる。
横顔のシルエット…作り物みたい…

そんなことを考えてたら突然眞輝の匂いに包まれた。

「なんかこれ恥ずかしいね。」

『え、、夢じゃないこれ？』

「夢じゃないよ。」

眞輝から抱きしめてくるなんて、、
珍しすぎて夢かと思った。
でも眞輝に軽く頭を叩かれたらちゃんと痛い。

『幸せ…』

「俺に抱きしめられるだけで幸せならいつでも抱きしめてあげよっか？」

『え、、？！』

眞輝の腕の中で、
なんでこんな砂糖なの…？
なんて疑問にも思いつつ、
ほんとにこれからいつでも抱きしめくれるとか幸せだな、
とも思った。






ｰendｰ

また作者の夜景オタクが垣間見えましたね。

眞輝さんと煙草本当に似合うと思います…
可愛いお顔に煙草は反則…

ていうかまじで前眞輝さんにバックハグされる夢見ました。
(夢女子きも)(自慢)

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