[△] お兄さんと私。

Feel dizzy… _ Yoohei ページ22

『お邪魔します。』

「Welcome to my house!!…って、なんで通勤服なの？」

愛しの彼女が久しぶりに泊まりに来た。
けど、私服じゃなくて何故か通勤服。

『仕事、長引いちゃって。』

「…へぇ。」

『なんですかその反応！』

「いやぁ、、なんでもない。」

わざとじゃないし仕方ないことくらい分かってるけど
好きな女の子に膝上丈のスカート履かれちゃうとちょっと困る。
いつも下ろしてある髪も結んであって項が見える。
手を洗うからと洗面所に行くAの後を着いていった。

「仕事お疲れ様。」

『こちらこそお疲れ様です。』

「残業あったの？」

『そうなんです…本当はもっと可愛い服着てきたかったんですけどね…時間なくて。』

「Aちゃんは何着てても可愛いよ。」

通勤服姿のAちゃん見れるなんてラッキーだし。

『そんなこと言われると照れます…』

と言いながら髪の毛を解いてしまった。
項はいつものように隠されて、
でもカチっとした服装で髪の毛だけ解いてあるって…
ちょっと、なんと言うか、、色気があると言いますか…

そんな彼女に見蕩れていると、
着替えるからちょっと待っててください、と言われてしまった。
…その服、俺が脱がすつもりだったんだけど…？

「ちょっと待って？」

『へ？何が待ってなんですか？』

細い腕を掴んでリビングへ連れていく。
困惑している彼女をソファに押し倒すと、

『洋平、さん…？』

なんて可愛い声で聞いてくるから笑ってしまった。

「選んで？
ここで俺に脱がせてくれるか、
先にお風呂入ってくるか。」

答えなんて分かってるけど
ストレートな言葉に恥じらうAを見るために問う。

『…お風呂…がいいです。』

「えー、残念だなぁ。俺は脱がせたかったんだけど。まぁ行ってきな。」

なんて頭の中で考えておいた台詞を言った。

顔を真っ赤にさせて固まり気味の彼女の身体を起こして、お風呂に連れて行く。



まぁ、脱がせてくれるの方を選んで欲しかったんだけど。

にしても可愛かったなぁ。

Aがお風呂から上がって来たらどう攻めるかを考えながら、
ソイを抱き上げた。






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