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と、言ったものの、私のやる事はとっても簡単な事だった。
まあその事はおいおい話すとして…
「やっっっっっと終わった。」
数時間の格闘の末、ようやく部屋の片付けが終わった。部屋に散らかった参考書はキチンと本棚に並べられ、化粧品はドレッサーに収納され、数少ない洋服はクローゼットの中に収納された。この綺麗な部屋は一体何日持つのだろう。数日後にはきっと汚部屋となっていることが容易に想像できる。
「さっけ、酒っ。alcohol is どこ〜。」
意味のわからない単語を並べた歌を歌いながらリビングに向かう。
「はにゃ???」
冷蔵庫に向かうため、リビングの扉を開けると、そこには前々から欲しいと思っていた、ビールサーバーがキッチンに設置されていた。
「あ、姉さん。これ、昴さんからの新居祝いだってさ。」
なるほど、確実に私の心を掴もうって寸法か。それなら安心してくれ、ばっちりだ。
部屋を見渡すと、お洒落にレイアウトされた家具たち。本当にこれ私と初が選んだのか?ってくらいお洒落に見える。
不思議だなあ〜。
壁に取り付けられた時計を見ると、既に時刻は18時になっていた。
「あ、昨日メールした通りなんだけど、2人とも今日の晩ご飯、食べてくよね?焼肉しようと思ってるけど。」
「え?本当にいいの?」
「勿論。コナン君は蘭ちゃんに連絡だけしておいてね。」
コナン君はわかった!と元気よく言うと、早速スマホを取り出し、蘭ちゃんに電話をかけた。
かわええなぁ。
「沖矢さんは?どうします?」
「折角ですから、ご馳走になろうかと。」
「ん、了解です。」
2人とも食べていくって事で追加の材料を買いに、沖矢さんと初にはお使いを頼んだ。
その間、私とコナン君はベランダに炭と網の準備をする。
「Aさん、アウトドア派なの?」
「え?なんで?」
「普通こんなに本格的な道具揃ってないと思うよ。」
「あぁ、それはね、炭で焼いたお肉とビールが最高だから買っただけだよ。キャンプとかやった事無いね。」
「あっ、なるほど。」
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明里香(プロフ) - 56話、黒尽くめじゃなくて、黒ずくめです。 (1月3日 11時) (携帯から) (レス) id: 85d4df75a2 (このIDを非表示/違反報告)
明里香(プロフ) - 47話、バッタリ再開じゃなくて、バッタリ再会です。 (1月3日 11時) (携帯から) (レス) id: 85d4df75a2 (このIDを非表示/違反報告)
ぺこ(プロフ) - yukiさん» ありがとうございます!更新遅くなってすみません…ガッツリまとめて書いて、ぶわー投稿するタイプなので…。ちゃんと完結はさせますのでもう少しお待ちください! (2022年1月8日 20時) (レス) id: a6556beed0 (このIDを非表示/違反報告)
yuki - とても好きな物語だったので更新宜しくお願いします (2021年12月24日 19時) (レス) id: 17169564a0 (このIDを非表示/違反報告)
ひかり(プロフ) - まあそうだよね笑面白いなあと思ってずっと更新待ってたけどこれだけ続くとやっぱこうなるよねwまあコス頑張ってw (2021年9月9日 21時) (レス) id: 8835186c97 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ぺこ | 作成日時:2021年6月10日 15時