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どこから話す?
そして、どこまで話す?
色んな思考がぐるぐると頭の中を駆け巡る。
「そんなに言えないのか?」
「…わかりました。話しますよ。私の知っている事。」
全部を話すわけにはいかないが、ある程度の事は話そう。全てを話すのは、彼ら公安警察が黒ずくめの男達を全て片付けた後でも構わないだろう。特にスコッチの話は私が軽い気持ちで話していい内容ではない。
「まず、私達はあなた方公安警察の敵ではありません。」
「私達…ということは初も?」
さすが公安警察。鋭いなぁ。
「えぇ。安室さん、パラレルワールドってご存知ですか?」
「ある世界から分岐し、それに並行して存在する別の世界…といったところか?」
「それです。信じてもらえるかどうか分かりませんが、私たちはそのパラレルワールドからやって来ました。」
トリップ…と言うより最近の状況から考えると、パラレルワールドと言った方が説明がつく。
「私たちが元いた世界と安室さん達の世界。これは恐らくパラレルワールドの様な物だったんです。で、ある日を境にその2つが混在してしまった。」
「しかし、それだけでは僕の正体を知る理由にはならないだろう。」
「そこなんです。私と初がいた世界からは貴方達の世界を客観視することができていた。だから私は貴方が安室透という偽名を使って、黒ずくめの組織に潜入捜査をしている公安警察の降谷零ということを知っていた。」
「なるほど。そうなると、君の幼馴染はどうして僕のことを知らないんだ。」
「混在する前の記憶を持ったまま、今を生きているのは…今のところ私と初だけだから。」
そこから安室さんは口を挟むことなく、私の話を聞いてくれた。信じているのか分からないが、話を聞いてくれているという状況が、私はとても嬉しかった。
「私が教えられるのはここまでです。安室さん…いや、降谷さん。ひとつだけお願いがあります。」
「ん?」
「私達の身に何かあった時、初だけは助けてください。あの子はこの世界について私ほど詳しくない。でも、あの子は頭が良いし好奇心旺盛だから…きっと余計な事に首を突っ込んで色んな事件に巻き込まれてしまう。」
そう、小さな探偵さんみたいに。
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明里香(プロフ) - 56話、黒尽くめじゃなくて、黒ずくめです。 (1月3日 11時) (携帯から) (レス) id: 85d4df75a2 (このIDを非表示/違反報告)
明里香(プロフ) - 47話、バッタリ再開じゃなくて、バッタリ再会です。 (1月3日 11時) (携帯から) (レス) id: 85d4df75a2 (このIDを非表示/違反報告)
ぺこ(プロフ) - yukiさん» ありがとうございます!更新遅くなってすみません…ガッツリまとめて書いて、ぶわー投稿するタイプなので…。ちゃんと完結はさせますのでもう少しお待ちください! (2022年1月8日 20時) (レス) id: a6556beed0 (このIDを非表示/違反報告)
yuki - とても好きな物語だったので更新宜しくお願いします (2021年12月24日 19時) (レス) id: 17169564a0 (このIDを非表示/違反報告)
ひかり(プロフ) - まあそうだよね笑面白いなあと思ってずっと更新待ってたけどこれだけ続くとやっぱこうなるよねwまあコス頑張ってw (2021年9月9日 21時) (レス) id: 8835186c97 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ぺこ | 作成日時:2021年6月10日 15時