傷跡 【長谷川慎】

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・慎 side



陣「彼が長谷川慎です、」

『すごい、イメージピッタリです』

慎「あ、えっと、どうも…。」


まじでもっとコミュ力高めとくべきだった……



『またご連絡しますね？』

「いいものが出来そうだね。」

『おかげさまで、』



どうしよう………Aさんと仕事……？


いや、もしかしたら社交辞令かも。


うん。絶対そう。



じゃ、なかった…………



3日後。ほんとに仕事のオファーがきたらしく今日はその打ち合わせ。



『お久しぶりです、長谷川さん』

慎「お久しぶりです。Aさん」



Aさんのブランドは性別関係無く被れるキャップをメインに作ってるらしく、


ビックリするくらい俺好みのキャップが次々に…



『長谷川さんってキャップ好きなんですね』

慎「え…？」

『目がキラキラしてたので』



そう言って笑ったAさんの顔は絶対に忘れないと思う。


なぜだか、”可愛い”と思ってしまったから。




『これ新作なんです。良ければ』

慎「えっ、良いんですか」

『はい、是非ぜひ』

慎「ありがとうございます、」

『ふふっ、沢山被ってあげてください』



そこから話せば話すほど、どんどんAさんに惹かれていって………



『これからよろしくお願いします』

慎「はい、よろしくお願いします」



2時間ほど会議をして、終わった打ち合わせ。




慎「……ぁー、やべぇ、、」




まじで結構おれ…………



好きかも。

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