復讐の光 ~消えない傷を~

復讐 55 ページ13

直人side


直「ra-naっ･･･」


ra-naの匂いがする。セクシーで優しい匂い。
俺はra-naの鞄から服とかを取ると自分のカバンに詰め込んだ。

俺は悪くねぇ。
誘惑するra-naがわりぃんだよ。

まぁ、海山姉妹は魅力的だったし
俺好みだし。怜夢にはちょっと手荒にしたけど。


カバンに詰めた服の中から1着だけ取り出すと匂いを嗅いで楽しんだ。

するとドアが開いて人が入ってきた。


ra-naかと思うと･･･。


剛「何やってんすか。」


直「がん･･･ちゃん？」


ra-naではなく岩ちゃんだった。


直「な･･･んで･･･ここに？」


剛「昨日、LINEがあって
明日事務所きたら一番に私のところに来てって
そう言われたんすよ。

ってか、それra-naの服っすよね。」


直「いや、これは･･･」


『あら？剛典来てたのね。

って･･･直人なにしてんの。』


後ろから出てきたra-naの手には二つのカップ。
おそらくコーヒーが入ってるんだろう。


『また･･･私の下着盗んだの？』




声と体は震えているけれど
顔は怖いくらいのニヤつきだった。

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